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こーじ苑
WBCでは打ち勝つべし
侍JキューバとのWBC開幕戦先発は石川歩
いよいよ明日からキューバ戦を皮切りにWBCの日本ラウンドが
始まるのだが、日本代表が心がける事は最低5点を得点ノルマと
するべきだろう。
プロが参加し始めた大きな国際試合はシドニー・アテネ・北京
五輪と3度のWBCがあるのだが、日本が勝った試合で1-0という
試合は北京のカナダ戦のみで特にWBCでの勝ち試合は最低でも5
点は取っているという事。
日本では1-0や2-1というスコアが‘引き締まった好試合’
と喜ばれ、8-7のような1点差でも点の取り合いは‘大味な試
合’とネガティブに語られる傾向が強いわけだが、1-0勝ちは
1度でアテネの準決勝でオーストラリア相手の0-1や第1回WBC
2次ラウンドの韓国戦の1-2などロースコアの競り合いでは不
利というデータがある。
特に明日対戦するキューバ戦はWBCで勝った試合では第2回の
6-0、5-0と完封勝ちではあるものの5点以上取っている事を
忘れてはいけないし、アテネ五輪でも6-3と最低でも5点は取
っているのだ。
今大会の日本代表の評価が低いのは先発投手陣が第1回の上原
浩治や松坂大輔に第2回のダルビッシュ有や岩隈久志に、第3回
の前田健太や田中将大らに比べてMLBで通用しそうな投手が菅野
智之ぐらいという陣容というのも原因だろう。
基本的に日本のメディアはチームのレベルを投手力に求める
ため、こういった評価になりがちだが最近は高校野球でも投手
力のみに依存したチームが優勝する事はまずない。
逆に言えば打線は誰もが納得するメンバーが選出されている
ので投手陣の評価が今一つだからこそ、しっかり打って投手陣
を援護するという必要性が求められる。
日本の野球は投手依存型なので投手が好調だと打線は2~3点
ぐらいで安心してしまうという傾向が強く一昨年のプレミア12
の準決勝の韓国戦などは典型的な例だろうが、今回の野手陣は
その失敗を経験しているので投手陣の評価が今一つという事も
あり1点でも多く取るという貪欲さを肝に命じるべきだろう。
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で、私も日本人ですから(苦笑)、打撃戦より投手戦のほうが好きだし、DHはあまり好きではないのですが(笑)、野球というのは基本点を取るスポーツであるという基本は、特に球数制限のある国際試合では一貫しているということなのでしょうね。
それが福岡では1-0で勝った試合より7-8で負ける試合の方を喜ぶ傾向がありまして、かく言う私も1-0ゲームは余り好きではないのです。
もともとベースボールは21点先取チームの勝ちというものでしたから、国際試合が点の取り合いになるのは仕方ないと思います。
ちなみにアメリカやキューバをはじめとしたカリブ諸国は最もセンスある者が3番ショートで、最も下手な者が投手をするようですから野球に対する考えが日本とは全然違うのも納得できます。