一気に3つのメダルを取れた平昌五輪4日目

高木美帆 1500メートルで銀!個人種目では日本女子史上初も金にわずか0秒20差

 9日に本格的に開幕した平昌五輪の4日目にあたる昨日、男子モ
ーグルで原大智の銅メダルを皮切りにスピードスケート女子1500
で高木美帆が銀を女子ジャンプで高梨沙羅が銅メダルと一気に3つ
のメダルを獲得する事になった。

 3人が決勝ラウンドに進んだ男子モーグルはエースの堀島行真が
‘あわよくば金’と期待されていたのだが堀島は準決勝で遠藤尚と
共に転倒し、6人で行なわれる決勝に残ったのは原のみだったが今
回のコースとの相性が抜群だった原は準決勝を1位通過し一気にメ
ダルの期待がかかる。

 最終的に絶対王者といわれるミカエル・キングスベリーが決勝で
は強かったのだが、準決勝と決勝では続けて82点台を出す見事な
滑りを見せたし考えてみると予選の最初に滑ったのが原だったわけ
で今大会は原に始まり原で終わったという感じだった。

 モーグル決勝ラウンド開始から30分後にスタートしたスピード
スケート女子1500は、2組目に登場した小平奈緒が1:56:11で
ゴールし小平奈緒が前半を終えて2位に残る形で最終的に6位入賞。

 一方オランダ勢は11組目に登場した女王のイレイン・ブストが、
1:54:35でトップに立ち最終組を迎えた時点で3000に続いて3位
までを独占。

 しかも同組は世界記録保持者のヘザー・ベルフスマだったので
高木としてはベルフスマに勝つ事がメダルへの第一歩という中で、
素晴らしい滑りを見せブストに対し0秒20差の銀メダルを獲得する。

 今シーズンの高木はW杯では1500では全勝だったものの世界の
トップを占めるオランダ勢は五輪に上手く合わせて来るし、実際あ
わよくばメダルといわれた3000では表彰台を独占され1500でも
高木以外の4位までがオランダ勢だから銀メダルを取ったのは凄い
事だと思う。

 そして20:00から始まった女子ジャンプでは2日前のNH同様、
強風のため再三進行が滞る中で試技が続き1回目を終え高梨はルン
ビ&アルトハウスの二強に次ぐ3位。

 迎えた2回目も103mを飛んでトップに立ち続く2人には抜かれ
たものの3位に入り、4年前に取り損ねた念願のメダルを獲得。

 直前のW杯の調子では二強だけでなく一発勝負になると無類の強
さを誇るソチの金メダリストのカトリーナ・フォクトや復帰してき
たダニエル・イラシュコシュトルツらがいるので下手するとメダル
も厳しいのではと思われた中で、見事に持ち直した形で欲を言えば
二強の時と条件が入れ替わっていれば上手くいけば金もと思われた
がメダルを獲得したのとできないのは天と地の差だからよかった。

 先述したように昨日はメダル獲得種目が同じ時間帯に重複した事
から中継を見るのを考えたのだが、幸い目当ての高木美帆は最終組
だったのでモーグルが終わってからだったし女子ジャンプは例によ
って進行が遅れまくっていたのでメダル獲得の瞬間を生で見る事が
できたのだった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 何をやりたい... 今日はバレン... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。