怪獣映画でのハプニング対決

 以前 記していたが、私が生まれて初めて劇場で見た映画がキングコング
対ゴジラだった。

 文字通りキングコングとゴジラが最初に中禅寺湖湖畔で戦い、2度目は
富士山の麓から南下して熱海城まで到達し最後は2匹で熱海城を破壊しな
がら海に転落するというもの。

 当時 小1だった私は非常に興奮したのだが、意外な事に映画のタイトル
には登場しない大ダコが作品の前半に登場してキングコングと戦うシーンが
あった。

 北の海で復活したゴジラがベーリング海を南下してソ連軍基地を蹂躙し
僅か5分足らずで壊滅させたシーンは子供心に‘ゴジラ凄し’を強烈に印象
づけた。
 とはいえゴジラの強さを表現するためにソ連軍基地の全滅という演出が
あったのだが、キングコングの強さを表現するために使われたのが大ダコ。

 確かにソロモン群島のファロ島にキングコングが出てきても軍隊が出動
して迎撃するのは無理なので、作品タイトルには関係ない大ダコとコングを
戦わせようとしたのだと思っているし
 円谷英二氏が本物のタコを捕獲して
撮影に使ったため、凄い迫力になっている。

 大ダコは海外に輸出されたキングコング対ゴジラで好評だったため、後に
フランケンシュタイン対バラゴンのラストやサンダ対ガイラの冒頭で登場して
いるのだが作品タイトルには当然ながら載ってないので最初に見た時は
驚いた。

 他には南海の決闘にゴジラ対 大コンドルや、キングコングの逆襲にコング
対 大海ヘビという対戦があったのを覚えている。

 そしてゴジラ対メカゴジラでは冒頭にアンギラスが登場するだけでなく、メカ
ゴジラが偽装したニセゴジラと最初に戦いアゴを割かれて逃げ去るという
シーンが強烈だった。

 後から見ると作品タイトルには載ってないもののポスターには しっかり
アンギラスが載っていた。

 平成に入るとゴジラVSモスラに‘黒いモスラ’と呼ばれるバトラが登場
するし、VSメカゴジラにはゴジラ対ラドンという約30年ぶりの対決があって
妙に嬉しかった。

 そうそうVSスペースゴジラでは防衛組織Gフォースが作った戦闘用ロボット
のモゲラが登場していたが、これまた作品のタイトルには載ってない。

 こういった作品タイトルには載らなくても作中で登場して対戦しているシーン
が多いが、やはり当時の子供達は こういったハプニングのようなキャラの
登場は嬉しいものだったのだろう。

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