井岡一翔 3階級制覇ならず

井岡、3階級制覇ならず=高山は2度目の防衛―IBFダブル世界戦(時事通信) - goo ニュース

 今日 大阪のボディメーカーコロシアムで行われたIBFフライ級タイ
トルマッチで2階級を制覇していた井岡一翔は王者のアムナット・ルエ
ンロンに1-2の判定で敗れ3階級制覇に失敗した。

 王者の長いリーチを生かした攻めに対し井岡はガードを固めて前進
するものの手数が少ないという流れで試合は進み、7Rぐらいから体を
振ってパンチもスムーズに出始めたのだが王者のクリンチやロープ際
での体の入れ替えに攻撃を寸断され攻撃も単発に終わる。

 結局 前半にペースを握られ後半はスタミナに不安のある王者から
ごまかされる形で1-2ながら完敗だったという事になる。

 ただ3階級制覇失敗は残念ではあるがボクシング界の良心としては
よかったと思う。

 複数階級制覇をするのに1階級下のミニマムに落として7戦目で
タイトルを奪取し、初防衛戦で1位のファン・エルナンデスに
完勝し
3度目の防衛戦でWBA王者の八重樫東に判定勝ちして王座
を統一
し本来のクラスであるLフライに上げたまではよかった。


 ところがLフライ級でローマン・ゴンサレスをスーパー王者に棚上げ
して首尾よく決定戦で勝ち2階級制覇を達成したのだが、ロマゴン
との対戦を避けて格下ばかりを相手に3度の防衛戦を行い勝ち逃げ
のようにフライ級に上げたのだ。

 本来ならLフライ級に上げて世界挑戦までにノンタイトルを1試合は
挟むべきだし、フライ級でも それなりの相手と試運転をするべきだと
思っていた。

 叔父の井岡弘樹ですらフライ級に上げて1試合ノンタイトルを挟んで
いるのに、いきなりフライ級に上げて5ヶ月で世界挑戦というのは昔
なら無謀な話しだし勝っても4団体が認定されたゆえの穴王者を見つ
けての挑戦という見方もされる。

 アムナット戦を見て思ったのはLフライ級での1年間で井岡のボク
シングが錆び付いていたという事で、格下との対戦が続き相手の
パンチの見切りや連打の際に思い切りがなくなっていた感じだ。

 とりあえず1敗してしまったので全勝に拘る必要はなくなったし、
今回の敗戦をいい薬にして強敵との対戦で自らのスタイルを取り
戻して欲しいものだ。


 

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