日本－オランダ戦の視聴率伸び悩みは当然

テレ朝Ｗ杯瞬間55、平均43％と伸びず(日刊スポーツ) - goo ニュース

　高視聴率を期待された6月19日に行われた日本－オランダ戦の平均視聴
率が、平均43％で意外に伸びなかったとしてTV朝日関係者がガックリきて
いるという記事がスポーツ紙に掲載されていた。

　大会前から精彩のない試合ぶりを続けていた日本が14日に行われた
初戦のカメルーン戦を1－0で勝ち一気にムードが上昇し、2試合目の
オランダ戦は優勝候補相手の試合でキックオフも日本のゴールデンタイムに
あたる20:30 だったので当然の事ながらTV朝日は60％越えという予想まで
はじき出していたようだ。

　しかし個人的にはTV朝日というか、民放地上波の自業自得によるもので 40％を越えただけでもありがたいと思うのだ。

　というのも今回のオランダ戦はNHKのBSでも同時中継していたしCS中継
もあり、携帯のワンセグやパブリックビューイングで集まって観戦という新
たなスタイルもある。　
　そして何よりもTV朝日をはじめとした民放地上波の昨今の実況スタイルに
目利きのファン達は嫌気がさしていると思える。

‘絶対に負けられない戦いが、ここにある’というキャッチコピーで毎試合
煽るのがTV朝日の日本代表チームの中継で、解説者はセルジオ氏は悪く
ないがコンビを組む初代ヴェルディの監督のスタンスは応援団と化している
し実況するアナウンサーは やたらうるさいのでノイズと化してしまい場内
音声のみで見たくなる。
　更にタレントまで出されたら、それだけで見る気はしなくなる。

　これは何も最近の事ではなく02日韓W杯の頃からだから全く改善される
どころか むしろ悪化している状況だから、私はBSで同時中継される時は
必ずBSで見ていた。

　以前相沢光一氏のコラム「危機感を煽る民放と冷静なNHKどっちを選ぶ？」というのがあったが、これを読んだ時に我が意を得たりと思ったものだ。

　そう、民放地上波の実況を聞いていると煽りが多いし、応援団と化している
ので最初は‘少しぐらいは・・・・’と思っていても だんだん鬱陶しくなってきて
冷静に分析しているNHKのBSの方に必ずチャンネルを合わせるようにして
いる。

　視聴者の好みも それぞれ違うだろうがファンの目線が上がって来ていると
いう事を考えると、民放地上波の中継スタイルが大多数のファンに合わなく
なってきているのではないかと考えるのだ。

 　多チャンネル化した現在、昔と同じスタイルで中継していても
ダメだという事がTV局関係者には分かってないとしか思えないし、NHKのアナウンサーの‘CM がない’という発言にイチャモンを
付けるより自らの襟を正してスポーツの本質を伝える中継をして
いかないと視聴率の低落傾向は止まらないだろう。

　スポーツ中継はバラエティ番組

ではないのだから！