ウルトラマンネクサスの姫矢編での印象的な一般人キャラとして姫矢の先輩
であるフリージャーナリストの根来甚蔵が登場している。
Ep5から登場し執拗に姫矢を追いかけ回すのだが、本当は姫矢そのものでは
なく秘密裏に処理されているビースト事件を追っていたのだ。
つまり防衛組織を敵視しているキャラで、ウルトラで こういうキャラといえば
根来ほど過激ではないもののウルトラマンガイアに登場したTV局・KCBの田端
健二を思い出す。
田端も当初秘密裏に組織されたG.U.A.R.Dの存在に疑問を持っており、特に
XIGの堤チーフに対して きつく当たる事が多かった。
田端と根来は優秀なジャーナリストなので上層部が情報を秘匿する事に対
して警戒心を持ち、危険を顧みずに その正体を暴こうとする。
ただし根来もストレート過ぎる性格なので正面からビースト事件の謎を探りに
かかるが、ここで‘天敵’とも言うべきなのがビースト被害者の記憶を消すメモ
リーポリス。
いつもメモリーポリスから追われているシーンが目立っていた。
もっとも根来より上をいったのが山田太一郎を中心にしたUFO研究家3人組
で、彼らはビーストの存在を知っていただけでなく それを取るに足らないガセ
ネタを多く載せたメディアに潜ませて情報を流していたのだ。
だから彼らはメモリーポリスからは目を付けられている雰囲気はなかった。
KCBの田端といい根来といい情報を公開しない防衛組織に対して敵愾心を
持っているのだが、こういうキャラが活躍できるのは全部の話がつながっている
大河ドラマ形式のガイアとネクサスならではだろう。