フック星人編からミラーマン~ジャンボーグAへ

 2月20日にBSプレミアムでOAされたウルトラセブン47話・フック
星人編は、ふくろう団地の住民達が夜中になるとフック星人にすり
替わるという展開のEPだった。

 星人は夜行性のため昼間は地下に基地を隠して夜になると地上の
本物の団地と入れ替えるのだが、団地の住民は催眠状態にされて気
付かずフック星から侵略部隊を次々と呼び寄せていたわけで団地を
舞台にした作品になっている。

 60年代後半から70年代は郊外に団地を中心にしたニュータウンが
次々に作られておりセブンでもチブル星人編や、第四惑星の悪夢に
も人間居住区として たまプラーザ団地がロケ地として使用されてい
たわけで脚本はいずれも上原正三。

 このEPのアイデアを基に作られたと思うのがミラーマン34話SGM
対ミラーマンの決斗で、インベーダーが怪獣スモークネスを送り込
み団地の住民を虐殺してインベーダーがすり替わるだけでなく鏡京
太郎を挑発しミラーマンとSGMのジャンボフェニックスを同士討ち
させようと企む。

 セブンのフック星人編は住民と夜中に入れ替わるだけで済んでい
たのだが、ミラーマンのインベーダーになると住民を虐殺してしま
うのだから極悪非道だ。

 調査に来た京太郎には実際の様子を見せておき、連絡を受けたSG
Mが駆け付けると正常な状態を装うため京太郎が組織の中で孤立し
ていくといった展開だ。

 もはやインベーダーの侵略基地と化した朝日ニュータウンをミラ
ーマンが破壊し始めると、京太郎を信じる御手洗博士は攻撃を自重
させるも義憤に駆られた藤本隊員がジャンボフェニックス2号機で
ミラーマンを攻撃してしまい相打ちを恐れるミラーマンがダメージ
を負ったところにスモークネスが出現し何とか倒すが力尽き更なる
怪獣モグラキングが出現するという緊迫した場面で34話は終わる。

 ちなみにエネルギー切れ寸前で敵をようやく倒すも、更なる敵が
来襲するというのはジャンボーグAの12話ゴールデンアーム&デッド
ファイヤー登場の大阪編に引き継がれるのだが共に脚本は山浦弘靖
である。

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