帰ってきた溝呂木眞也

 ウルトラマンネクサスEP29バンピーラ編はノスフェル編の被害
者・山邑理子だけでなく、‘加害者’だった溝呂木眞也までが登場
するわけでEP24英雄以来5話ぶりの再登場である。

 溝呂木は姫矢編では闇の巨人ダーク・メフィストとして暗躍して
斎田リコ一家を惨殺し、リコをダーク・ファウストとして操り人形
にして孤門の心を弄ぶだけでなく1度だけ動物園で出会った山邑一
家をノスフェルを使って襲撃すると理子の両親をビーストヒューマ
ンとして操るなど残虐の限りを尽くしていた。

 最終的に姫矢の光を奪うべく終焉の地でクトゥーラと共にウルト
ラマンと戦い、一度は倒すものの復活したウルトラマンのジュネッ
スパンチを浴びてメフィストは消滅し溝呂木本人も行方不明になって
いたのだ。

 それがグランテラ編を挟んで5話ぶりに再登場したわけだが何と
ノスフェル編の被害者・山邑理子と遭遇するだけでなく、記憶をな
くしていて理子から助けられるという展開には驚いた。

 ちなみに理子はノスフェル編で被害に遭った後、兄の薫と共に記
憶消去処置を受け兄の薫は問題なかったが理子はノスフェル細胞に
囚われていた関係からか記憶消去が完全ではなく事件の絵を描き続
けたり夢遊病のように彷徨うようになっていた。

 そして辿り着いた先で溝呂木と遭遇しバンピーラや溝呂木を追う
ホワイトスイーパーとの逃避行を行なうわけで、何とも凄い偶然だ
と思うのだった。

 さらにコレだけなら姫矢編の続きという流れだが、理子の記憶消
去作業を担当したのが瑞生という事が憐編への橋渡しになっている
わけでなかなか上手いなと感心するものだった。

 もっとも理子は溝呂木とは全く面識がないわけだから忌まわしい
事件の記憶は残っていても目の前にいる溝呂木が黒幕とは知る由も
なく、記憶をなくしている溝呂木も理子の身の上話を聞いて‘酷い
奴がいたものだ'と呟くわけで事件の顛末を知っている我々は‘オマ
エが言うか'とツッコミたくなった。

 最終的に溝呂木はホワイトスイーパーに捕獲されTLTでの尋問を
経てアンノンウンハンドによって記憶を取り戻すのだが、最初に考
えたのが理子に会って自分のやった事を謝りたいというのだから正
気に戻った溝呂木にとってもノスフェルの一件は酷い事だと思った
のだろう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ウルトラでの... 西野ジャパン2... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。