嗚呼!ライダーマン

 過日、仮面ライダーV3をDVDにダビングした。
 00年頃に夕方再放送されていたヤツをピックアップして保存して
いたので画質など諸々の問題があるが画質がいよいよ劣化する前に
DVDで保存しておこうと考えた。
 ライダーマン登場偏は43話から最終回1つ前の51話まで、1話を
除いて収録しているので8話分の話があるのだが、弱い!弱すぎる!
 まぁ元々がデストロンの科学者で改造は右手にアタッチメントを
装着したのみ、またヨロイ元帥への復讐が主なモチベーションなだけに
強くないのは当然か。
 オウム信者でサリン製造に携わった科学者の話を聞いた時に
この天才科学者の結城丈二を思い出した。
 さてライダーマンの売りは硫酸によって溶かされた右手に装着された
アタッチメントがいろんな武器に変わるというのだ。パワーアームが最強?
ロープアームはいくらか役に立ちそうだがドリルアームは電源がないと
作動しないなどの脇の甘さがいくらでもある、それにサブキャラという事で
アクターもいい加減だったのかあるとき無精ひげが伸びていた事もあった。
 憎いのは仲間を殺したヨロイ元帥のみという事で首領に対しては、まだ信じ
たいという未練もあるので首領に対してV3がキックを浴びせると「首領逃げて
下さい」と身代わりにキックを肩にくいダメージを被ったり結構酷い目に逢う。
 最終回の1つ前に首領の真意を知り絶望したライダーマンは東京を襲うプルトン
ロケットを安全な所で爆破するために乗り込み周りを爆破して自爆し東京を救う。
それを戦いながら見ていたV3は「俺は君に仮面ライダー4号の名を送るぞ」と
言うのを聞いた時はそれなりにジーンと来るしバックにかかる「僕のライダーマン」
の歌詞も結構哀愁を帯びていて悲しい。
 ただしもっと悲しいのが「僕のライダーマン」はV3のLPアルバムには収録されて
おらず次回作の仮面ライダーXのアルバムに収録されている。ところがXライダーの
アルバムには「ライダー賛歌」という歌が収録されていてライダーマンを含めた4人
ライダーがXを助けに来た時に流れるのだがサビの部分は’負けるな1号、2号、V3,
続けカイゾーグ・Xライダー’と歌われ完全にライダーマンは無視されているのだ。
 同じ東映作品で石森章太郎原作の人造人間キカイダーに登場するハカイダーは
37話で登場しライダーマン同様最終回1つ前の42話で白骨ムササビに倒されるのだが
登場回数は僅か6話だったにも拘わらず絶大なる存在感がある。
 それに対し9話も登場し正義の助っ人ヒーロー的な存在のはずながらやられ役で
弱いというイメージしかないライダーマン、やはり悪キャラの方がインパクトは
強いのだろうか?
 因みにテーマソングはライダーマンには児童合唱団が歌う前記した
「ぼくのライダーマン」のみだが、ハカイダーは水木一郎が熱唱する名曲
「ハカイダーのうた」と「サブローのテーマ」という2曲もあるし作詞は
石森章太郎御大自らされている。この違いはなんだろうか?
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
弱かったし (min)
2006-11-02 01:14:24
ずいぶんV3に迷惑かけた上、ピンチ救われてました。でも、V3の相棒となるとやっぱり彼かな。変な手術だったけど49話ではバタル弾を頭から取り出してくれたし。頼りになりました。
仮スピでは、彼の科学者としての力や勇気で、さらに頼りになる存在として描かれてますね。
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2006-11-02 15:30:14
>min様
 相棒モノはプロレスのタッグと一緒で、やられ役がいた方が盛り上がります。
 どうしてもライダーマンはそっちですよね、最もアイアンキングはアイアンキングがやられ役で静弦太郎が主役でしたが。
 49話覚えてますよ。
 「嵐を呼ぶダンプ仁義」とかいう映画の看板の高倉健の口の部分からヨロイ元帥が覗くシーンは笑えました。
この話ではライダーマンならではの設定が生きましたね。
 
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