吉野修一郎の完敗から思う事


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bt-tp0-230409-202304090000549

 日本時間の4月9日にニュージャージー州ニューアークで行われた
IBFライト級挑戦者決定戦は、東洋太平洋&WBOアジアパシフィック
ライト級王者でWBA世界ライト級4位・吉野修一郎と元2階級制覇王
者で3位のシャクール・ステx-ブンソンの間で行われスティーブン
ソンが6Rレフェリーがストップで挑戦権を獲得した。

 試合は相打ち覚悟で吉野が接近するも効果的なパンチがヒットせ
ず2Rに左ストレートで、4Rには右フックでダウンを奪われる一方
的な展開になり6Rに左アッパーがヒットしたところでレフェリー
がストップした。

 東洋レベルでは無敵と言われる吉野は元Sフェザー級王者の伊藤
雅雪や、中谷正義にKO勝ちしており16戦全勝12KOという戦績は
期待されていたがスティーブンソンでは厳しいだろうと思われた。

 というのもスティーブンソンはスピード溢れる黒人サウスポー
だが、この手の相手に日本は相性が悪く4年前に伊藤雅雪を翻弄し
タイトルを奪ったジャメール・ヘリングを圧倒してタイトルを奪取
している。

 21世紀に入って日本のボクサーは以前よりレベルアップしては
いるが、相変わらず相性が悪いのはこういったスピード系の黒人
選手。

 こういうタイプの選手はライト級あたりから増えて来るためバン
タムあたりまではそれなりに勝てても、ライト級前後あたりから勝
率が落ちるのも何となく分かる気がする。

 思えばアメリカで10戦以上のキャリアを積んだ亀海善寛など東洋
圏では有数のテクニシャンだったのが、アメリカではファイター化
していたのを見てもアメリカベースの選手達はテクニック的に東洋
レベルの数段上を行っているのが分かる。

 以前はヘビー級からミドル級はアメリカをベースに戦う必要があ
ると思われていたが今やライト級あたりまで、その必要があると思
われるしアメリカベースを主戦場にしないのならかつてのコリアン
ファイターのような馬力で押しまくるスタイルを貫くぐらいでない
と厳しいのではと実感した。

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