セブンがダメージの蓄積でボロボロになったのは

 今から50年前の今日68年9月1日にOAされたウルトラセブ
ン48話・史上最大の侵略では、ウルトラセブン=モロボシ・ダン
が歴戦の戦いで蓄積したダメージでボロボロになっているという
設定だった。

 脈拍・360、血圧・400、熱が90度以上あるという悲惨なコンデ
ィションで意識朦朧としたダンはゴース星人の宇宙船を撃墜し損ね
るなど失態を演じ、クレー射撃やバスケットボールに鉄棒での懸垂
すらできない状態になっていた。

 セブン以外の昭和のウルトラでは ここまでボロボロになるという
シーンはないわけで、他のウルトラヒーローと違う要素・時間制限
がなく戦えるというのが特徴の反面ダメージを蓄積させてしまうと
いう副作用もある事が分かる。

 以前 円谷プロファンクラブの会報の読者投稿欄にウルトラマンと
セブンの違いについてのレポが掲載されており、ウルトラマンが宇
宙警備隊の隊員なのに対しセブンは恒星観測員という立場だから自
ずと能力も違うし活動時間も違うという意見だった。

 ウルトラマンが地球にやって来た時の赤い球体は有害な宇宙線や
飛来する隕石などから体を守る乗り物のようなものに対し、セブン
は恒星を観測する立場なので赤い球体がなく自分に飛来した隕石は
エメリウム光線で破壊するなどの仮説が記されており感心したのを
覚えている。

 つまり宇宙戦士であるウルトラマンに比べ観測員のセブンは本来
なら戦闘向きではないにも拘らず、ウルトラマンよりも長い時間戦
い続けていたのだから歴戦のダメージで消耗しボロボロになるのも
当然だったのではないかと思うのだ。

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