スポーツの煽り中継に騙されないために

 25日から4日間にわたって広島で行われていた陸上の日本選手権が
終わった。
 最終日に注目の男女100m決勝でエースの塚原直貴と福島千里が故障で
共に棄権するなどのアクシデントがあったが、最初の2日間はNHKのHVで
週末の2日間は地上波で観戦し楽しめた。

 この大会は8月15日からベルリンで行われる世界陸上の代表選考会を
兼ねていたので、世界陸上の予備知識としてチェックしておく必要がある。

 巷ではスポーツイベントで最もメジャーなのはオリンピックだが、よく言わ
れるのがオリンピックが近づくと やたらと俄メダル候補が続出する事。
 メダル候補と言われた選手達がメダルに近づけば まだしも俄メダル候補
は実力通りの結果に終わるケースは多々ある。

 普段から出場選手の事をチェックしておけば‘こんなもの’ と思うのだが、
一般の無垢な視聴者達は‘なんでダメなのか、期待外れだ!’と激怒
するケースが多い。

 そんな煽り報道に騙されないためにオリンピックだけでなく前後に行わ
れる世界選手権をチェックする必要がある。
 ところが世界選手権も最近は民放が視聴率稼ぎのために中継を始め、
オリンピックと同じスタンスで煽るからタチが悪い。

 その自衛策として それぞれの世界選手権の代表選考会にあたる日本
選手権を必ずチェックしているのだ。


  今回の陸上では室伏広治が15年連続優勝を決めたが、優勝記録は
70m台なだけに残念ながら世界選手権での活躍は あまり期待できない
のでは・・・・というように冷静に見る事ができる。

 これを見ずに世界陸上をのみを見るとタレントキャスターの煽り報道で
‘北京の銅メダリスト’などと煽って‘メダルを取って当然’ 的な報道に毒
されてしまう可能性が高い。

 特に世界陸上の中継はボクシングの某一家をスター扱いし、

ボクシングを著しく貶めたTV局だからタチが悪い。 

 そういう意味では陸上や競泳、体操などの日本選手権はNHKでの放送
だから冷静な実況で俯瞰しながら見る事ができるのでありがたい。

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