高校野球に嵌って今年で40年目

 今日から開幕する予定だった今年の夏の甲子園が台風の影響で11日
からに延期される事になった。

 今年は久しぶりに8月9日開幕予定だったのだが私が初めて見た40年
前の74年も8月9日開幕だったのは偶然か。

 前年の73年に江川卓擁する作新学院に立ち向かった柳川商の試合を
見て高校野球に興味を持ち始めた私が開幕から高校野球を見ようと思い
TVの前に座って見る事にした。

 出場34校揃うのは壮観で すっかり魅力に取りつかれた形になって、
開幕戦の平安-一関商工戦から3試合全てを見たのだった。

 奇しくも今年も40年前同様 開幕戦で平安が1塁側になったのだが
当時も選抜ベスト4の平安は一関商工に20安打を浴びせて9-1で快
勝した後、三国の大神が放った大会第1号HRが金属バットによる第
1号となったので歴史的な1本を見た事になる。

 3試合目では佐世保工を後に広島で活躍する高橋慶彦が2安打完封し、
翌日は後にスワローズの3塁手・角富士夫がエースで4番だった福岡第一
が1人でHRを含めて全打点を挙げた試合も楽しんだ。

 4日目には東海大相模が土浦日大に9回裏の2アウトランナーなし
から追い付いて延長16回にサヨナラ勝ちし、その東海大相模を延長
15回の死闘の末に5-4で振り切った定岡正二を擁する鹿児島実は
私の中で印象深いチームとなった。

 その大会で優勝した銚子商は初戦のPL学園戦で2-0から5回表に
押し出しで1点返されただけで3回戦で中京商に5-0、ベスト8で
平安に6-0、ベスト4でも前橋工に6-0で勝ち決勝でも防府商相手
に大会で初めて5回まで0-0ながら6回に一挙に6点を挙げ7-0と
いう圧勝の優勝だった。

‘銚子商が優勝したのは調子がよかったから’というジョークが飛び
出すぐらいの銚子商の強さには驚いたものだったが、後から調べると
過去に何度かあった優勝チャンスを逃し続けての悲願だったらしく甲
子園で優勝する事の難しさを実感したのだ。

 何事も原点というのがあり高校野球に嵌るキッカケがあるのだが、
私にとって40年前の56回大会こそが高校野球好きの原点という事に
なるのを思えば感慨深いものがある。

コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
台風直撃です(´。`)・・☆  (なにわのヒバゴン)
2014-08-10 10:21:54
高校野球好きの人が最初にハマる年齢は大体10才くらいですね。3才下の私の弟は‘逆転のPLや大鉄は記憶しているが、バンビや山沖、小松や山口哲治は知らん。サッシーとかヒバゴンって誰?箕島×星稜は忘れられへんね’という微妙な?発言をしていますし、職場の76年生まれの後輩は‘池田の全盛時は見てなくて桑田・清原でギリギリですね。元木が雷を落とされたシーン笑いましたよ’と先週くらいに話してました。私も最古の記憶こそ75年春なんですが、開幕からじっくり見た(深い)となると78年からになりますね。春の開幕日に南陽工津田が完封&先制(決勝)3ラン、前橋の完全試合、夏の仙台育英×高松商、岡山東商×豊見城、中京×箕島等々PLの奇跡以外にもインパクトが多かったです。    なので74年夏はまだ私の中ではベールに包まれたままですね。出場34校という狭き門だった甲子園に重みを感じますし、今以上に実力+運がないと辿り着けなかったことは容易に想像できます。四国が南北1校のみ。。。翌年もそうですが池田は春のみしか出てませんし、永川の横浜も夏を勝ち抜けなかった。福井商も三国の牙城を崩せず北野監督はまだ試行錯誤の段階だったのでしょう。粘りの東海大相模ホントにしぶとかったんですね。豪腕工藤とよく聞きますけど、阪神時代はかわすピッチングのイメージ。プロ入り後は変化球投手に‘変身(ショックでしたよ!)’していた崇徳の黒田と同じパターンですよ(^^)。鹿実とのナイターは今では当たり前になっている最終試合まで完全放送のエポックメイキングとなった一戦でしたからね。是非とも見たかった!ファインプレーの応酬とかナイターをより引き立てるのですよね。原貢氏、1年からクリーンナップで息子を起用。。。!辰徳がいかに図抜けた実力だったのか津末、村中共々今更ながら納得です。奈良(紀和)は郡山。71年の4強に続く8強進出は天理とまさに2強の時代。春にいくら勝ちまくっても箕島(和歌山勢)の影は薄いですね。森本監督の絶頂期でもあったのでしょう。城西高橋慶彦や福岡第一(88年とユニ同じでしたか?)の角が投手というのも興味深い。川相や岡崎も元甲子園エースでしたが(^^)74年大阪は春も浪商が初戦負けしてますから私が味わった80年のような寂しさだったかも。。。それでも優勝した銚子商から唯一得点を挙げたのはPLとしてはせめてもの意地ですね。こーじさんは以後の‘PL時代’を予感されましたか?その他弓岡の東洋や名古屋電工(時代を感じます)、盈進、玉島商など見たかったなぁ~。もう一度生まれ変わって当時の甲子園を見られるなら69年まで戻りたいですね。松山商×三沢、箕島の島本講平(東尾の68年春も見たいが)、ジャンボ仲根、最後の明星、そして江川の春夏。。。木製バットの甲子園やパ・リーグのDH制なき時代(山田久志や鈴木啓示の打撃見たかった!)を知らない私にとって夢のような伝説の時代。また思い出等々、熱く!ご教授下さいね(*^ー^)ノ♪
 
 
 
PLについては (こーじ)
2014-08-10 23:43:09
>なにわのヒバゴン様
 PL学園については別段何の感慨もなく、ただ単に英語の校名の学校というイメージでして金森がいたというのは後に知りました。

 むしろ‘PLはしぶとい’と実感したのは76年で、柳川や海星が競り負けてからでした。

 福岡第一のユニは88年のようなグリーンの縦ジマではなくアイボリーでして、ロゴも筆記体ではなく通常でした。

 そう74年以来出てないのは盈進(投手の名前が山口&桜田)と玉島商に秋田市立と野沢北、長岡商、延岡の6校ですね。
 
 
 
甲子園96勝のPLと平安。中京大中京に続く100勝はどちらが先か(´・ω・`)? (なにわのヒバゴン)
2014-08-12 00:54:02
70年夏準優勝で‘大阪にPLあり’をアピールしたのに翌年は郡山に完敗。優勝候補とされながらもまだリアル強豪となれなかったもどかしさ、臥薪嘗胆の時期だったことを何となく伺わせますね。76年夏は悔しかったの一言。ノーマークでの決勝進出とはいえ相手も‘さくらびりん(当時はそうしか読めなかった)’ですからまだPLの方が名前的にも知れ渡っているだろうと子供心に勝利を信じていました。桜美林本田がヘッスラでホームインした瞬間(金曜日で父親は会社でしたが)は家族中が落胆。。。ゆえに78年は何が何でも優勝をと期待を込めて見ていた気がします。春は力のある印旛菊地、南宇和田中を打ち込みながら箕島2年の石井毅に完封負け。箕島は次戦の福井商にはエラー連発で自滅、夏は栗岡に逆転弾を食らうなどポカもあるのに大阪勢には強い。。。好きなようで嫌いなような私にとって不思議なチームでしたね。83年まではPL優勝を素直に喜んでいましたが、‘横綱’になってからは特段に肩入れすることはなくなった気がします。千代の富士の全盛期を見ている時同様に。。。なので86年春に浜松商が前年のリベンジを果たした際は何故か嬉しかったです。桐生や福井商を破って優勝、智弁学園に7点差大逆転勝ちをするなどどちらかといえば‘好きくない’浜松商でしたけどね。同校00年夏最後の出場勝利は奇しくも福井商戦。2―1のスコアに北野監督が緊張しまくりで敗れた78年決勝(2―0でしたが)が脳裏に浮かびました。そしてリベンジならず。。。22年前と同じ悔しさが私の中に沸き起こったのでした。静岡は常葉勢が台頭するなか古豪県立の静岡高校が3年ぶり今夏復活。ならば浜商も返り咲いて欲しいですよ。掛川西も県決勝まで進出。利府が夏初出場したことで‘あと一歩’で因縁の対決('_'?)も期待できたかもとプチ残念だった私。同じ宮城から21世紀枠で話題を呼んだ一迫商や石巻工にも初の夏出場を目指し頑張って欲しいですね(^_^)/□☆□\(^_^)!!
 
 
 
やはりいないと (こーじ)
2014-08-13 00:49:26
>なにわのヒバゴン様
 やはりPLがいない甲子園というのは華がないですね。

 数年に1度でいいですから、たまには見たいと思ってしまいます。

 
 
 
 
変わらない風貌に東邦森田‘三塁手’が蘇ります☆ (なにわのヒバゴン)
2014-08-13 04:17:47
そうなんですよ。大阪桐蔭も応援はするのですが、所謂PLのようなドキドキワクワク感((o(^∇^)o))が少なく気が付けば快勝しているというか。。。桐蔭は91年春初戦いきなり仙台育英をノーヒットノーラン、箕島に逆転勝ち(尾藤公監督聖地最後の試合)。夏は今年こそ沖縄に旗を!期待するなか空気を読まずいきなり初優勝しましたからね。その点PLは2度の準優勝を経て春夏12回目の甲子園で悲願の初制覇。しかも春も夏も初優勝は9回逆転サヨナラでの決着というドラマ性も甲子園史に花を添えファンには堪らないインパクトを残しています。87年から95年まで夏のブランクがあるもその間春は92年(8強)、94年(4強)に出場しPL健在はどうにか示せてました。星稜も同じような思い入れで復活(勝利)を願ってただけに感慨深いです。愛知はバンビで知った東邦は当然としてもやはり中京(大中京)がコンスタントに出て欲しい。名電が常連でも夏の連敗が止まらない。。。東邦も92年4強があるとはいえ中京のような爆発力(固め勝ち)が少ないですからね。バンビ以来の決勝進出へアンパンマン似の1年生エースに注目です(^^)!!
 
 
 
最近ではPLの方が (こーじ)
2014-08-13 09:40:52
>なにわのヒバゴン様
 最近では大阪桐蔭がかつてのPLのような感じでPLの方が応援したくなる感じですか。

 愛知は名電が出ると不思議と勝てませんが、愛知でかつスタイルは甲子園では通じないのかもしれません。
 
 
 
バントありきの名電はもう懲り懲り\(~o~)/☆ (なにわのヒバゴン)
2014-08-14 05:07:38
愛知(東海)勢は派手さはないが粘り強いしつこい野球をするイメージですね。大阪桐蔭が東邦、県岐阜商、大垣日大、常葉菊川に敗れた試合も力勝負をさせてもらえず盲点?をつかれた(かわされた)という印象なのですが相性ってあるんですかね。桐蔭があと敗れたのは駒苫、東北、早実、松商学園、明徳(他にもあるかも)。。。横浜には連勝してますし力対力なら組し易しなのかもですね。    名電の倉野監督はチームのピークを春に持ってきているのでしょうか?激戦の愛知を勝ち抜きながらバント多用など迷いが勝ち切れない要因になっている気がします。中村監督時代の81年や88年(雲宝)は強力打線がインパクトを残し明らかに強打名電だったのに。。。特に工藤、山本幸二、中村稔、高橋正裕らを擁して4強入りした81年は強くて憎かった(北陽をサヨナラ弾で降す)(^^)。大産大付、履正社も春に名電に敗れており私の中でシコリは残ったままなのですが‥☆ 
 
 
 
そうですよ (こーじ)
2014-08-14 23:05:15
>なにわのヒバゴン様
 なぜか名電のバント戦法はマスゴミには好評ですが、
いい加減にして欲しいもの。

 バント攻めでは春は勝てても夏は厳しいという事を
学習しないといけないのですが、相変わらずですね。

 
 
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