Ｕ19日本５大会ぶりＷ杯へ 東京五輪世代が決めた
バーレーンで開かれている来年のサッカーU-20W杯予選を兼ねた
U-19アジア選手権の準々決勝で、日本代表はタジキスタンに4－0
で勝ち韓国で開かれるU-20W杯の出場権を5大会ぶりに獲得した。
立ち上がりからボールを支配した日本は8分に小川航基が頭で決
めて幸先よく先制すると19分にも三好康児の上げたクロスを堂安律
が決めて2－0とリードを広げて前半を終え、後半に入っても攻撃の
手を緩めず73分には小川のFKで3点目を決めると88分にも岩崎悠人
が縦パスを受けて決め4－0での完勝だった。
アジアでは06大会で準優勝した後は08年に準々決勝で韓国に
完敗したのを皮切りに10年は韓国に1点差で競り負けると、12年
にはイラクに1－2で敗れ14年も北朝鮮にPK負けするなど鬼門と
なっていた準々決勝で遂に壁を破る形になった。
今大会はグループステージがイエメン、イランに前回優勝のカ
タールと同組の厳しいグループに入っており初戦のイエメン戦は
3－0で勝ったものの前半は酷い内容で後半何とか辻褄を合わせた
形だったし、2試合目のイラン戦も0－0で引き分けるなど暗雲
垂れ込める内容だった。
最終戦のカタール戦は引き分けで勝ち点で3カ国が並んだ場合
1－1以下なら敗退という厳しい条件の下での試合になったのだが、
ここで3－0と快勝し勢いに乗って準々決勝を戦えたのが大きいだ
ろう。
出場権を取れなかった過去4大会はグループステージでは12年
以外はグループステージを1位通過したにも拘らず、準々決勝で
苦杯を舐める結果になっていたのだが今回はグループステージ最終
戦あたりからエンジンがかかる形になったようだ。
これで先月U-17W杯への出場を決めたU-16チームと共に揃って
世界の戦いを経験できるのだから、日本のサッカー界にとって久々
の朗報だろう。
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