盛岡大付、サヨナラで初勝利=聖光学院、鳴門も3回戦へ―選抜高校野球(時事通信) - goo ニュース
今日の注目は第2試合と第4試合。
昨年ベスト8の鳴門打線を複数投手制の宇都宮商が どう対処するか。
第4試合は初出場から9連敗中の盛岡大付が初出場の安田学園相手に悲願の
甲子園初勝利を挙げられるか。
第1試合は大会史上初の21世紀枠同士の対戦で、第3試合は甲子園常連と
なった聖光学院に益田翔陽が挑む。
第1試合:遠軽 3-0 いわき海星
2回までランナーが出なかった海星は3回表に7番がヒットで出塁しバントで
1アウト2塁から暴投で3塁に進め先制のチャンスだったが9番と1番の難しい
ゴロを3塁手が上手く捌いて凌ぐと、遠軽も4回に1アウトから3番の3ベースで
チャンスを作るが海星の鈴木が踏ん張って抑える。
迎えた6回に遠軽は9番がヒットで出塁しバントとパスボールで1アウト3塁から
2番の内野ゴロで3塁ランナーがホームでアウトになり2アウトとなるが、3番が
歩いて1・2塁から4番がセンターオーバーの3ベースヒットを放ち中継ミスで打者
走者も還って3点を先行。
4回以降 海星打線は前田の球威に抑え込まれ8回に5番がヒットで出塁した
ものの6番が併殺に倒れるなど3安打完封負けとなった。
海星打線が前田に力負けした形だが3回の1アウト3塁で得点できていれば
海星ペースで進めたかもしれないので、3回の1アウト3塁か明暗を分けた。
第2試合:鳴門 2-1 宇都宮商
3回に宇商は先頭の7番が3ベースで出塁し暴投で先取点を挙げると、鳴門も
その裏に1アウトから2番がヒットで出塁し暴投で2塁に進むと2アウト後4番の
2ベースで追い付く。
4回に1アウト2塁、6回に2アウト2塁とチャンスを作った宇商に対し、4回
から登板した新井に7回まで1安打に抑えられていた鳴門は8回に2番が
2ベースで出塁すると3番の死球でノーアウト1・2塁から4番の2塁ゴロで1アウト
1・3塁となり5番のPHがスクイズを空振りして3塁ランナーがアウト。
ところが直後にタイムリーが出て勝ち越すと9回に宇商は先頭の1番が2ベース
で出塁しバントで1アウト3塁になるものの3番が凡退し4番が歩いて1・3塁から
5番が3塁ゴロで試合終了。
宇都宮商の2人の投手に手こずった鳴門だったが8回にスクイズを失敗した
直後に出たタイムリーが明暗を分けたし、直後の1アウト3塁から2アウトになった
後4番との勝負を避けて5番勝負に行った手も成功した感じだ。
第3試合:聖光学院 8-0 益田翔陽
2回に聖光は4番がヒットと相手エラーでノーアウト2塁からバントで3塁に進み
内野ゴロで先制すると、4回には2アウト2塁からエラーで1・3塁とし8番の
2ベースで2点を追加し5回にも2アウト1・2塁から5番の3ベースで2点を追加し
勝負を決めた。
益田打線は左腕の石井に対し4回に初ヒットで出た2番が牽制で刺されるなど
3安打放ったものの2塁すら踏めずに完敗。
第4試合:盛岡大付 4-3 安田学園
2回に共にチャンスを潰した両チームだったが4回に安田はヒットで出塁した
2番を1塁に置いて4番の2ランで先制すると、盛岡も その裏に1アウトから5・6
番の短長打で2・3塁から2アウト後8番のタイムリーで追い付く。
その後は両チームともランナーを出しながら決定的なチャンスを作れなかったが
8回に盛岡は先頭の3番のHRで3-2と勝ち越すと安田も9回に1番がヒットで
出塁しバントで1アウト2塁から2アウト後4番の2ベースで追い付いた。
なおも四球で1・2塁と攻め立てるが2番手の及川が抑えて同点止まりにした
その裏に8番がヒットで出塁しバントで1アウト2塁から1番のヒットで1・3塁と
攻め立て2番の三遊間の打球をショートがはじく間に3塁ランナーが還りサヨナラ。
安田が9回に追い付いた直後に勝ち越せなかったのが響いているものの、実は
4回裏に2アウト2・3塁から8番が打ち上げた1塁へのファウルフライを1塁手が
目測を誤り行き過ぎて捕れなかった直後に同点タイムリーが出たのだ。
ファウルフライを しっかり捕っていれば安田学園の流れで試合が進んだ可能
性が高いので ここが明暗を分けた形だ。