ウルトラマンネクサスに登場する敵・ビーストは高度な知性を持った生物という
事だから基本的に人間の恐怖心を捕食するのが特徴だ。
だからビーストが人間を捕食するのをジャマする形の光の巨人・ウルトラマンを
倒すのはダークファウスト&ダークメフィストの闇の巨人だったわけだが、憐編
になってからダークメフィストツヴァイは登場したものの基本的にアンノンウン
ハンドと呼ばれる物体がビーストを強化する形になっている。
これはグランテラやリザリアスがウルトラマンと戦った後に強化されて登場した
のを見ても分かるのだが、今回登場したメガフラシは最初からウルトラマンを
抹殺する目的でアンノンウンハンドが送り込んだビーストになる。
というのもメガフラシが作り出す位相空間はウルトラマンの発射するビームを
無力化するし、メタフィールドすら展開できないのだ。
市街地に初めて登場したビーストという事もあり一般市民を巻き込みたくないと
考えるウルトラマンとしてはメタフィールドを展開できないというだけでもハンデを
背負う形なのにビーム系の技まで無力化されては厳しい。
更に一旦ダメージを被って退却しても間髪を入れずに再登場するのを見ると
ウルトラマンにダメージの回復する期間を与えずに・・・とアンノンウンハンドが
考えているのだろうし、デュナミストの憐に変身して戦うダメージが蓄積されて
いるという事も頭に入っているのだろう。
最初は小手調べでダークフィールドGに逃走すると、それだけでウルトラマンが
消耗しているのを見て回復する前に再登場という形になった理由も それだろう。
ただし月並みだがナイトレーダーの戦力が思った以上に強力だったし、ウルト
ラマンとの連携も見事になっていたのがアンノンウンハンド最大の誤算だった
のかもしれない。