マニー・パッキャオ vs ファン・マヌエル・マルケス 4 ‘宿命の対決’近づく

 いよいよ‘宿命の対決’であるマニー・パッキャオvsファン・マヌエル・マルケスの
4戦目が今週の日曜日に行われる。

 1勝1敗で迎える決着戦という形で行われる3度目の対戦は よくあれど過去
パッキャオの2勝1分で迎えた4度目の対戦というのは珍しいパターンだが、
3試合とも際どい判定だったというのが実現する理由だろう。

 パッキャオといえばフロイド・メイウェザーとの対戦がファンから熱望されていた
ものの諸般の事情で実現せず6月のティモシー・ブラッドリー戦では煮えきらない
試合内容で勝ったと思われた試合が1-2の判定負けでWBOウエルター級
タイトルを失った。

 パッキャオの代名詞だったKOも09年11月にミゲール・コットを最終RにTKO
勝ちしたのを最後に5試合続けて判定勝負になっているので3年間ご無沙汰に
なっている。

 10年に行われたクロッティ&マルガリート戦や11年のモズリー戦は相手がKO
されない事に徹していたため倒し損ねているし、昨年11月のマルケス戦は際
どい判定になってしまい今年は遂にブラッドリーから敗れてしまったのを見ると
メイウェザーとの対戦が決まらない中でのモチベーションの喪失と思われる。

 たしかに巷では今年34歳になるパッキャオの年齢的なスピードの衰えを指摘
する声もあるが自らが熱望する対戦相手との試合ができないというのはストレス
が溜まるわけで、同じフィリピンのスーパースターであるノニト・ドネアがSバンタ
ムに階級を上げて2試合続けてKO勝ちできなかったのが対戦を望んでいた
西岡利晃戦では素晴らしい試合運びでTKO勝ちしたのをみるとモチベーション
というのが いかに大事か分かるだろう。

 それを考えると過去3試合負けてはないものの際どい試合ばかりやっている
マルケスとの決着戦が行われるのはパッキャオに とって望むところなのかも
しれない。

 先日醜悪なボクシングショーを見せられて汚れた目をパッキャオ-マルケスの
素晴らしい試合で 洗い流し清々しい気分で大晦日の5大世界戦を見たいものだ。

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