遊園地でのデュナミストとの交流はネクサスならでは

 今から19年前の今頃OAされていたウルトラマンネクサスは姫矢
准編から千樹憐編になっていたのだが、千樹憐は遊園地の楽屋に住
み込んでレストランなどでアルバイトをしている事から遊園地での
シーンが度々登場する。

 ヒーローに変身する者は防衛組織の隊員というのはウルトラシリ
ーズの基本だが同じ円谷作品のミラーマンやジャンボーグAは変身
する者が防衛組織の隊員ではなかった一方、ミラーマンの鏡京太郎
の育ての親=御手洗博士は防衛組織SGMの創始者で本部は御手洗邸
の地下にありジャンボーグAの立花ナオキは兄がPATの隊長で務め先
のセスナ社長である伴野大作はPATのOBという設定があり防衛チー
ムとの接点があった。

 一方でネクサスは変身者=デュナミストの防衛チームとの接点は
孤門のみ。

 姫矢は放浪のカメラマンでビーストのいる所に神出鬼没で登場し
ていたが、憐は前述したように遊園地の楽屋に住み込んでおり孤門
との接点が遊園地だ

 姫矢が戦場でのセラのトラウマで苦悩するキャラだったのに対し、
憐は遺伝子情報を基に生みだされたハイブリッド新生児で遺伝子操
作上のミスで寿命を決める遺伝子に致命的なディフェクトを持って
おり16歳から17歳を境に一気に全身の細胞が起こして死亡する運命
だった。

 そんな憐が住み込んでいる遊園地で交流する孤門が、姫矢編では
恋人である斎田リコと会う場所が動物園で共に家族や子ども達が集
まる場所がプライベートで度々登場するのもネクサスの一件平和な
中にビーストの脅威があるという光と影の描写を示唆している。

 こういった対照的な要素こそ、ネクサスの魅力だと思うのだ。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (tamutamu)
2024-04-09 11:11:10
「レオ」9話での遊園地が印象的かな。レオとギロ星獣の戦いと相反するメルヘンなBGMが何とも不思議かつ光と影を映し出していた。
遊園地や動物園といった場所が正に遊びと平和の象徴だからこそ、悪の存在が際立つんだと思う。
 
 
 
たしかに (こーじ)
2024-04-09 23:08:06
>tamutamu様

 たしかに遊園地が平和の象徴というのはいえますし、だからこそ悪事が存在するのも頷けますね。

 そういえばウルトラセブンのガッツ星人編の冒頭フルハシとアマギが向ヶ丘遊園に設置された警報装置のニセ警報で出動したシーンもありましたね。
 
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