岩佐亮佑ニューヨークで暫定タイトル奪取

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-191208F447

 昨日の日本時間の昼前にニューヨークのバークレイズセンターで
行われたIBF:Sフライ級暫定王座決定戦は、1位の岩佐亮佑が3位
のマーロン・タバレスを11Rに左ストレートを決めて倒し暫定タイ
トルを奪取。

 タバレスの強打に脅かされながらも前に出てプレッシャーをかけ
3Rにダウンを奪うと、4Rにも左ストレートを炸裂させてグラつか
せるなど果敢に立ち向かう。

 終盤疲れが見えるタバレスを冷静に見極めた11Rに岩佐は見事な
左ストレートを決めると遂にダウンを奪い、何とか立ってきたもの
のレフェリーがストップしての戴冠となった。

 17年9月に念願のタイトルを奪取した岩佐だったが翌年3月の初
防衛戦では格下相手に初防衛に成功したものの仕留めきれず的な内
容で、案の定8月のT・Jドヘニーとの指名試合では完敗しただけで
なくポイントでリードされているにも拘わらず向かっていかないと
いうイラつく展開にはファンはガッカリし当人も引退を仄めかすコ
メントをしていた。

 ところが再起を表明した岩佐は今年2月にロスでセサール・フア
レスとの挑戦者決定戦に臨み10R終了負傷判定で2-0で勝ち挑戦
権を獲得していたのだが、WBAとの統一王者になっていたダニエ
ル・ローマンの負傷で元WBOバンタム級王者であるタバレスとの
暫定王者決定戦のチャンスを得たのだ。

 ただタバレスは2年前の4月に体重オーバーでタイトルを剥奪さ
れた前科があり実際計量はパスしたもののIBFルールである当日計
量に失敗し、最終的にはパスしたとの事だったが試合前から何かと
トラブルが頻発し岩佐のバンテージの巻き方などにも厳しいチェッ
クが入っていたという。

 そんな中で始まった一戦はタバレスが強打を振るって前進するの
に対し身長&リーチで勝る岩佐が捌くのではと思われたが、意外に
も前に出てプレッシャーをかけ時おりヒットは許すものの手数で相
殺する形で優位に進め後半に入るとタバレスがスタミナ切れから下
がり始める。

 そして迎えた11Rに左ストレート一発で見事なダウンを奪いTKO
勝ちしたのだから、これまでの岩佐の評価を一変させる見事な試合
をニューヨークで見せたのだ。

 こうなると久保隼からタイトルを奪取したローマンとの対戦が大
いに楽しみになるのである。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« カルタ筑豊大... 生きた細胞=... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。