照ノ富士の大関返り咲きは見事だが・・・


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bt-tp1-210328-202103280000626

 14日から始まっていた大相撲春場所は今日が千秋楽で、前日まで
3敗でトップに立っていた関脇・照ノ富士が貴景勝に勝って3度目の
優勝を決め来場所の大関復帰をほぼ確実にした。

 過去2場所で13勝、11勝を挙げ大関昇進の条件である3場所合計33
勝を考えると9勝すれば33勝だったのだが、さすがに一桁の9勝では
インパクトに欠けるため10勝が目安と言われていた。

 とりあえず4日目までは快調に勝っていたが5日目に阿武咲に敗れ
ると8日目に高安、10日目に志摩の海に敗れて3敗目を喫すると残り
5日間で大関陣中心相手に3勝は挙げないといけなかったのだが11日
目から5連勝して高安が失速した事もあり逆転優勝という形になった
のだ。

 ただし照ノ富士の大関復帰は素晴らしいと思うが既存の大関陣の
体たらくは問題だ。

 奇しくも今場所中に横綱・鶴竜が引退を表明し出場していた白鵬
も連勝スタートしながら3日目に膝の不調で休場したため、またして
も横綱不在の場所になったわけで大関陣で次の横綱は的な見どころ
があったのだが3大関の成績はカド番の貴景勝と朝乃山は10勝に終わ
り正代に至っては7勝8敗と負け越す始末。

 貴景勝は最終的に照ノ富士に勝てば巴戦に持ち込めたわけだが、8
日目の時点で朝乃山同様に3敗を喫していては仮に決定戦に持ち込ん
で優勝しても横綱への声はかからなかったのではないかと思う。

 そういう意味で現在の上位力士のうち最も安定しているのが今回
優勝した照ノ富士というのが現在の相撲界を象徴しているわけで、
確かに照ノ富士の大関復帰は凄い事ではあるものの横綱昇進となる
と膝のケガ具合を見れば少しばかり厳しいかなと思ったりする。

 先場所優勝の大栄翔は押し相撲力士の特徴である‘勢いに乗ると
手が付けられない反面、リズムが狂うとガタガタになる’という法則
にモロに嵌り千秋楽にようやく勝ち越しを決めたが6日目まで5敗で
は今のところ大関は厳しいだろう。

 そういった意味で序二段まで落ちた照ノ富士の大関復帰は快挙で
素晴らしい一方、1年のうち2度の優勝というのは大関陣のふがいな
さを表しているし当分の間 新横綱の誕生は見られないのではと思う
のだ。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
全然 (こうちゃん)
2021-03-29 08:29:22
昔より全然面白くない。画面から凄み何も感じない。モンゴル勢に席巻されただけではないけど。
 
 
 
大関病 (こーじ)
2021-03-30 17:46:19
>こうちゃん様

 正しく大関病ですね、今の大関陣は。

 大関昇進でホッとしている感が拭えませんし、3人とも横綱に昇進しようという気がなさそうですね。
 
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