ラグビーW杯はニュージーランドが史上初の連覇達成

NZ、史上初の2連覇達成=単独最多の3度優勝―ラグビーW杯

 日本時間の深夜にイングランドのトゥイッケナム競技場で行われ
た今年のラグビーW杯のファイナルは世界ランク1位のニュージー
ランドが、2位のオーストラリアに34-17で勝ち史上初となる3度
目の優勝を飾ったと同時に初の自国開催以外での優勝となった。

 試合前の予想は4年前の優勝以来3敗しかしてないニュージー
ランド断然有利だったがニュージーランドの優勝が過去2度とも
自国開催だったのに対し、オーストラリアは24年前に同じトゥ
イッケナムで地元のイングランドに勝って初優勝しているので
ゲンのいい会場ではある。

 立ち上がりは例によって両国とも手堅くPGの蹴り合いで始まり、
前半終了間際にニュージーランドがT&Cを決めて16-3とリード
して終わる。

 後半に入っても最初にニュージーランドがTを奪って21-3とし
ワンサイドになるかと思われたがオーストラリアも反撃して相手の
シンビンにも付け込み、2本のT&Cを決めて1Tで逆転可能な17-
21と4点差に広げる。

 しかし地力に勝るニュージーランドは残り10分にSOのダン・カー
ターがDGを決めて差を広げると、更にスクラムの反則による51mの
PGと終了間際にカウンターからのT&Cで34点目を上げてトドメを
刺した。

 前半から攻撃力に勝るニュージーランドが攻め、オーストラリアが
ボールに絡む執拗なDFで対抗する形で試合が進み要所で得た反則を
PGで得点していくという展開で試合が進んだため双方ノートライも
ありえるかと思っていた中で出たのが前半終了間際のトライ。

 これと後半開始早々のトライで一気に12点が追加されてオースト
ラリアの心も折れたのではと思われたが、ニュージーランドにシンビ
ンが出た事もあって2本のT&Cを上げ残り20分弱で4点差に追い
上げたのだからオーストラリアの実力も大したもの。

 とはいえニュージーランドが上げた3本のトライは前後半終了
間際と後半開始早々というサッカーやラグビーで最も得点が入り
やすく危険と言われる時間帯だったのを見ると、勝負どころを心
得ているといえるわけで正しく王者の試合運びだったと言えるし
世界ランキング1位対2位の緊迫感溢れる素晴らしいファイナル
だった。

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