貴乃花親方 協会への不信感「気持ちは戦います」 理事解任の了承は「一切ございません」
昨日は19:00から貴乃花親方が貴ノ岩殴打事件からの理事選までに
ついて語る‘貴乃花親方すべてを語る’がTV朝日でOAされており
話題になったのだが、あまりに長いので報道ステーションでのダイジ
ェストを見たりしたところによると基本的に想像通りの内容だった。
冷静に考えれば相撲協会理事という立場だとこういう形で反論で
きないだろうから理事を解任され、理事選で落選したからこそでき
た番組ではないかと思った次第。
思えば昨年11月14日に事件が発覚してから連日のようにワイド
ショーや情報番組などで相撲ネタが取り上げられていたのだが、さ
すがに明日から平昌五輪が開幕する事から昨日あたりがこういった
番組がOAされるのに絶妙のタイミングだったのではないか。
実際に今日などは連日のように貴乃花問題を取り上げていた民放
地上波のワイドショー系の番組は、インタビュー番組をOAしたTV
朝日以外は平昌五輪プレビューネタばかりが目立っていたので番組
製作者達が徹底的に相撲界の改革を後押しするのではなく話題にな
るから取り上げていた的なスタンスだったのが分かる。
今回の報道ぶりを見ていると相撲協会が再三にわたり警察沙汰に
せず内々に済ませるべく被害届の取り下げを要求していたのは、後
に春日野部屋の暴力事件が明るみに出た時の対応を見ると事実だと
思える。
ただ理事の立場で下手に反論すると体制批判になるため解任させ
られた現在ではないと本音を発表できなかっただろうし、本来なら
騒動の当事者の1人として今回は理事選出馬辞退するべきところを
敢えて出たのは無投票を防ぐためという事になるのではないか。
とりあえず昨日の番組で本音を語った事で今回の騒動はとりあえ
ず幕引きになるだろうしマスコミも明日から平昌五輪が始まれば期
間中はそちらの話題一色になるのは目に見えているので、ひとまず
相撲の話題は沈静化すると思うのだ。