神宮司=田崎潤=Xライダー=JK

 東京本部講師セミナーなどの影響で見られなかった仮面ライダーフォーゼの
35話&36話を ようやく見る事ができた。


 今EPの主役は仮面ライダー部の2年で情報屋のJKで本名が神宮司海蔵と
いう事が判明する。


 もともと仮面ライダー部メンバーのネーミングは歌星賢吾が本郷猛のように
昭和の仮面ライダーに変身するキャラのアナグラムで、JKは仮面ライダーXの
神敬介のアナグラムなのだが中学時代に今回のEPでゾディアーツ化した五藤
東次郎と組んでいたバンドの名前が‘ジーン・ゴッド’という事からして絡んで
いるな・・・・と思っていた。


 つまり仮面ライダーXに変身する神敬介の‘神’にXライダーのカイゾーグの
‘海蔵’に敵組織の‘ゴッド’まで絡めているのだから、昭和ライダーの視聴
者にとってニヤリとするネーミング満載だ。


 更に神宮司というネーミングでもニヤリとする場面がある。

 神敬介をカイゾーグに改造したのは父親の神啓太郎博士だが、その啓太郎
博士を演じたのは東宝特撮の名優・田崎潤。


 田崎潤が演じたキャラで最も印象的だったのが海底軍艦に登場する万能戦艦・
轟天号の艦長・神宮寺大佐。


 第2次大戦末期に日本軍の反転攻勢の切り札として轟天号の建造任務を
帯びて南の島で完成させたまではよかったが、日本の敗戦を受け入れられない
大佐は轟天号をアメリカを倒すための切り札としか考えてなかった。


 しかし過去の栄光にしがみ付くムゥ帝国の姿に自らの姿をダブらせて自らの
過去を払拭するべくムゥ帝国撃滅のために出撃して壊滅させるのだが、捕虜に
していた帝国の女帝が壊滅するムゥ帝国を見て思わず海に飛び込む姿を見て
取り押さえようとする部下に‘死を覚悟して行くのだから行かせてやれ’と武士の
情けをかけるシーンが何といっても印象的だった。


 余談ながら田崎潤が亡くなった時に龍の絵を描いていたというのだから、ムゥ
帝国の守護龍・マンダを轟天が倒しているという事を考えても妙な因縁を感じた
ものだ。


 今回のEPでは元プロのギタリストで現在は漁師をしているJKの父親が出て
くるのだが海絡みというのも海洋科学が専門の神啓太郎博士を髣髴させるし
長谷川圭一が脚本を担当しているので、あらゆる作品のリンクが得意な長谷川
氏の真骨頂ではないかと思ってしまう。



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