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こーじ苑
強豪相手の防衛戦こそ世界王者の矜持
佐藤、7月に初防衛戦=ボクシングWBC・Sフライ級(時事通信) - goo ニュース
3月27日にWBC:Sフライ級王者になった佐藤洋太が7月8日に横浜で1位:
シルベスター・ロペス相手の初防衛戦を行うというニュースが入ってきた。
ロペスの戦績は19勝(15KO)3敗1分という強敵だから‘どうせ戦うなら強い
ヤツと やりたい’というのが佐藤のコメントで頼もしい限りだが、6月20には
WBC:井岡一翔とWBA:八重樫東の両ミニマム級王者が史上初めて日本人
世界王者同士の統一戦を行うという発表もあった。
西岡利晃がノニト・ドネアとの一戦を望んでいるし、WBCバンタム級王者の
山中慎介も先日ビッグ・ダルチニアン相手のハイリスクな初防衛戦をクリアした
おかげで更なる強豪との対戦が可能になってきた。
現在7人(+1)の世界王者を抱える日本のボクシング界だが、5人抱えていた
40年ほど前と違い階級が11から17に増えているし団体も2から4に増えている
のでメディアの取り上げ方も40年前とは考えられないぐらいに低い。
階級や団体が増える事に付いては日本人世界王者に罪はないのだが世間
一般の目がシビアになっているのは事実で注目を集めるには防衛回数を2桁
以上にするか、海外の強豪とグローブを交え世界的な名声を得るかになる。
ただ2桁防衛になると具志堅用高のように年間4試合をこなす時代ではない
ので2桁防衛するのに4年以上かかるし、ここまでタイトルが乱立すると挑戦者
の質も以前より低くなりやすいのが現状だ。
一方でホンモノのビッグネーム相手に戦うには西岡のようにアメリカに乗り込んで
戦うしかないのだが、そのためには名のある選手に勝っていかないとアメリカから
オファーは来ないだろう。
実際 西岡も2度目の防衛戦でメキシコに乗り込んでジョニー・ゴンサレスをKO
したからこそラスベガスのリングに上がれたわけで、後輩の下田昭文は李冽理
から奪ったタイトルの初防衛戦を1位のリコ・ラモス相手にアトランティックシティに
乗り込んで行ったものの逆転KO負けを喫している。
とはいえ下田は しっかり再起して2連勝しているし そういう過程での負けもファン
は受け入れるだろう。
少なくとも人目を忍んで井戸に隠れ住む金目カエルの如く強豪との対戦を避け
続け、格下相手にすら目の肥えたファンを満足させる事がない‘自称世界王者’
よりも勇敢だ。
この男の名前が出たついでに記させてもらえば、この男が噛ませ犬ばかりを相手
にしているのを見て‘こんなヤツと一緒にして欲しくない’と他の世界王者達が考え
強豪相手の世界戦を行っているのではないかと思うのだ。
先日行われた山中-ダルチニアン戦をはじめホンモノの世界戦の雰囲気はTV
画面を通じてからも伝わって来る。
やはり世界戦は強豪外国人選手相手に日本人が日の丸を背負って戦うという
のが基本だし、それだけは忘れて欲しくないものだ。
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まずは格好から入っていって欲しい♪(古い考えかも知れませんけどね)
斎藤コウシンマルがやる気あるのならあきべいともう一丁希望したい
協栄ジムは それがトレードマークでしたね。
試合前には必ず歴代の世界王者達が何人かは正装して座ってましたし、いかにも‘世界戦’というムードが充満してましたよ。
12Rのノンタイトル戦のようなムードは こういう所がなくなったからかもしれませんね。