Episode 28:再開 ・リユニオン

 前回 孤門が探っていた憐の素性が判明するEPで、謎のキーワードだったgroup
P.Pがプロメテウス・プロジェクトという事が判明する。 

 またグランテラとの決着が付くEPでもあり、ジュネッスブルーならではの
必殺技・アローレイシュトロームが初めて使われる。

‘それは17歳の澄んだ目をした少年だった。
 ボクは新たに光を背負った不思議な少年の事を・・・・
まだ何も知ってはいなかった’

 瑞生は憐がMPがビーストの被害者の記憶を消している事を知っている
ばかりか、自ら憐と接触してしまった事を沙耶に報告し監視のミッションから
交代させてもらおうとするが管理官から‘今後は友人として接触するように’
と言われただけでなく、報告は直接管理官にするように告げられる。

 自室のPCでgroupP.Pについて検索していた孤門だがパスワードがないと
検索できないため いろいろと試していたがヒットせず、最後に憐の指輪に
刻まれていた文字pyrを入力したところヒットしプロメテウスプロジェクトの
データベースへアクセスする事に成功した。 

 ところが そこにイラストレーターのホログラムが現れプロメテウスプロ
ジェクトに ついて説明を始めた。
‘君はいずれ見つけると思ってました。
 特定の遺伝情報を持つDNAフラグメントを選別して組み
合わせ、人為的にハイブリッドの新生児を誕生させるプロジェクト
がプロメテウスプロジェクト。
 憐は海洋学を志し、優秀な海洋学者になるはずが1ヶ月前に
アカデミーから忽然と姿を消した’
 そして
‘これ以上彼に近づかない方がいい、
さもないといずれ君自身が苦しむ事になります’
と言って姿を消した。

 どうやらイラストレーターは憐の秘密を知っているようだ。

 ‘昔読んだ本の中に大勢の子供達が遊んでいるのをただ
見守っているだけ。
 子供が崖から落ちそうになったり、危ない目に遭いそうに
なったらサッと飛んで行ってその子を捕まえてあげるわけ。
 オレはそういうのになろうと思った’
と遊園地のステージに座り瑞生に遠い目をして語る憐だった。

  一方ナイトレーダーは石堀がグランテラの腹部に6つの気門があって強力
な光弾を連射できるという恐るべき特徴を解明。
 つまり前回の戦いでは新しいウルトラマンの能力をアンノンウンハンドが
試していたという事らしい。
‘次は本当の戦いになる’

 ところがイラストレーターは次にビーストが現れても攻撃ミッションは行わ
ないという旨をナイトレーダーに伝える。
‘次はアンノンウンハンドもダークフィールドGを全面に展開してくるだろうが、
それがチェスターにどんな影響を与えるか分からないのでビーストの気門
からの一斉攻撃に対応できる確率は低い’
という事なのでδ機のみデータの収集に出るようにという指示が出た。

‘ウルトラマンが勝てるのか?’という孤門の問いに
‘ウルトラマンが現れたという事は、光が新たな
デュナミストを訪れ その人物が自ら戦う事を
選んだという事。
例えそれがどんな戦いになろうと’
とイラストレーターは言う。

 その頃‘マイナス02,02’と憐は部屋で例の機械で自らの数値を計って
呟くが前回がマイナス01,05から悪化しているという事か・・・・・

 出動に備えてδ機内で待機する孤門は凪に一緒に出動してくれる事に
礼を言うが ‘私はあの青いウルトラマンがこの状況でどう戦うか見極めたい
だけ’と応えるのだった。

 いよいよグランテラが再び現れ早速δ機が駆けつけて攻撃している時に
憐がウルトラマンに変身して駆けつけた。
 ジュネッスブルーにタイプチェンジしメタフィールドを展開すると、すかさず
アンノンウンハンドがダークフィールドGに変換してしまった。
 ここではグランテラが圧倒的に有利で胸の気門から光弾を連射。

 最初はかわしたりシュトロームソードで撃ち落したりしていたが、さすがに
全ては無理で被弾してダメージを負う。

 そこでδ機はアビロックミサイルで援護するが光弾を1発被弾しハイパー
ジェネレーターを損傷したためクアドロブラスターが使用できなくなり戦闘
不能になる。
 
 憐を知っている孤門ではなく命令を守る立場の凪が それを破りウルトラ
マンの援護に回ったのは意外だった。

 δ機をかばってウルトラマンはクロスレイシュトロームを撃ち込んで一旦
倒すが、アンノンウンハンドの力で復活。
 パワーアップしたグランテラに苦戦を強いられるウルトラマンだがトドメの
光弾を撃たれそうになっても立ち向かって行き、最後はアローレイシュト
ロームで遂に倒した。

‘ボクは憐の捨て身の戦い方に一瞬不吉な胸騒ぎを覚えた’

‘けれどボクはこの時に既に憐が1人で過酷な宿命と向き合って
いたなんて思ってもいなかった。
 ボクは彼の1番大きな秘密をまだ知らないでいた’

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