好ゲームが見られるラグビーW杯準決勝のジンクスは生きていた

 
 昨日横浜で行われたラグビーW杯の準決勝2試合目はベスト8で
日本に勝った南アフリカが、ウェールズに19-16で競り勝ち07
年以来の決勝進出を決めた。
 
 試合は南アフリカがリードするとウェールズが追い付くなど共に
PGを決め合う展開になり前半終了時点で9-6から後半開始早々、
ウェールズが追い付くと共にT&Cを決め合って16-16という
競り合いになるが残り4分で南アフリカがPGを決めて逃げ切った。
 
 正直言って地力に勝る南アフリカに今年の6ネーションズ優勝の
ウェールズがどこまで食い下がるかというのが焦点だったが、
後半最後のあたりまでどちらが勝つか分からない展開で‘これぞW
杯セミファイナル’という好ゲームだった。
 
 前半は日本と同様ウェールズも食い下がれるけど厳しい当たりの
連続でダメージが蓄積し残り20分で差が広がると予想したのだが、
前半9-6から43分でウェールズが追い付くも56分に南アフリカが
この試合初トライ&Cで7点のリードを奪った時点で勝負ありと思っ
た。
 
 ところが直後にウェールズは相手ペナルティから攻め込み敵陣
5mのラインアウトを起点に21フェイズアタックし、相手のペナ
ルティを誘うとスクラムを選択し左に展開してT&Cで追い付いた
のは‘さすが6ネーションズ王者!’と驚いたものだ。
 
 その後キックオフからボールをキープして攻め込みFWで前進し
ながらペナルティを誘いつつ、DGを狙うが風下で決まらないなど
押し気味に試合を進めていた。
 
 しかし‘守りの南アフリカ’は反則をせずに耐えた結果、ノットリ
リーズザボールで逃れるとウェールズ陣内に攻め込んで76分に
PGを決めて勝ち越したのだった。
 
 結果的にウェールズが執拗に食い下がったものの同点T&C後の
8分ほど攻め込まれたのを自陣で反則をせずに、凌ぎ切った事が
最終的に流れを引き戻した形だ。
 
 ラグビーライターの大友信彦氏が‘W杯準決勝は名勝負製造機’
と語っていたのだが実際に第1回のフランス―オーストラリア戦
や第2回のオーストラリア―ニュージーランド戦、第3回の南ア
フリカーフランス戦に第4回のフランス―ニュージーランド戦や
第5回のオーストラリア―ニュージーランド戦などを思い出す。
 
 イングランド―ニュージーランド戦も点差こそ開いたが緊迫感
溢れる好ゲームだったわけで、好ゲームが見られる準決勝のジン
クスは生きていた。
 
 
 
 
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