理事総退陣を決定=資格停止処分で引責―バスケット協会(時事通信) - goo ニュース
日本バスケットボール協会はFIBAから資格停止処分を受けた責任を
取り全理事が総退陣する事を決定したらしい。
日本代表チームが国際試合に出場できなくなるという窮地にも拘わ
らず、自らの権益を守る事に汲々として組織改革にすら手をつけられ
なかったバスケット協会お偉方の責任は当然ながら重く自らの無能さ
を世界に曝け出した理事達の総退陣は遅きに失した感が強い。
ただバスケットボール協会以外のスポーツ団体もサッカー協会など
一部を除いて大同小異だろうし、特に企業アマの権化ともいうべき
理事達が牛耳っている団体ほど国際試合で勝てない状況だ。
ご存知のように企業アマは50年前の東京五輪で成功したシステムで
共産圏のステートアマ相手には苦戦するものの、欧米で主流だった
クラブシステム相手に互角以上に戦えていた。
ところが五輪や世界レベルの大会がプロ化されると一気にそのアド
バンテージは消滅したばかりでなく、景気が低迷し始めると一気に
リストラの対象となってしまい廃部という取り潰しの憂き目に遭う
始末。
まぁ日本の景気が高度成長時代の右肩上がりの時代にできた50年
前のシステムが21世紀を迎えた現代で通用する方がおかしいのだが、
未だに その時代を経験した連中にとっては唯一無二のシステムら
しい。
世界がプロ化してこれまで通りのやり方では勝てないし、それを
察知して欧米の主流である地域密着型に変更してプロ化し成功した
サッカーのやり方には背を向けているのがバスケット協会をはじめ
とした世界を相手に勝てない団体で まるで古井戸に棲むカエルの
如し。
今回FIBA主導で日本協会の改革に乗り出すようだが、この際プロ
化を否定している他の団体にも国際競技連盟に介入してもらい改革
して欲しいぐらいだ。