橋爪淳あっての?ウルトラマンZ

 今年も残り数時間となったが今年は深夜の電光超人グリッドマン
から始まりアニメ版ULTRAMANまで見た後、ウルトラマンZにまで
嵌るとは思わなかった。

 正直言ってウルトラがTV東京系に移りニュージェネレーションズ
シリーズになってから、スパークドールズなど第1期から見ている
者としては今ひとつ乗れない感じだったので当初はZも惰性で見て
いたのだが意外に面白く嵌ってしまった。

 それにしても今回のウルトラマンZを見ていて改めて思ったのが
ベテラン俳優の重要性で、今回のZでいえばパコさんことイナバ・
コジローを演じた橋爪淳氏の存在なくして成立しなかったのでは
ないだろうか。

 パコさんはストレイジ整備班のリーダーでセブンガーら特空機は
彼の存在なくして実用化できなかったと思うし、特空機の整備だけ
でなく格闘術やマグロ漁にマジックなどの特技を持つという粋人で
整備メンバーだけでなくハルキらの心の支えになっている。

 本来こういう主人公の心の支えというのは防衛チームの隊長がす
るのだがストレイジの隊長はジャグラス=ジャグラーなので難しく、
それを考えると人生経験豊富なパコさんになるだろうしハルキの正
体バレはヒロインのヨウコやユカではなくパコさん相手というのも
象徴的だろう。

 また最終回でデストルドス相手に苦戦するキングジョーとウイン
ダムをセブンガーで駆け付けてオイシイところを持って行くのだか
ら、これぞ‘待ってました!’という感じだし(世界は違うが)さす
が元Gフォースでスペースゴジラと戦っただけの事はあると思った
ものだ。

 基本的に歴代のウルトラはベテラン俳優が防衛チームの隊長役を
演じる事で作品を引き締めていたし小林昭二から始まり中山昭二に
塚本信夫や根上淳、嵯川哲郎や名古屋章に中山仁らが演じた隊長は
圧倒的な存在感があり主役の隊員をサポートしていた。

 だからこそレオでMACが全滅した時に凄く物足りなさを実感して
いたわけで、それを考えると防衛チームの存在は主役をサポートす
るベテラン俳優が演じる隊長の有無にもつながるので必要不可欠で
はないか。

 それにしても零戦燃ゆやゴジラVSスペースゴジラの頃は若手俳優
という存在だった橋爪淳が、ここまで味わいのある俳優に成長して
いるのは長年見続けて来た者にとって嬉しいものである。

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