モノクロ作品だからこそ怖いクモ男爵

 NHKのBSプレミアムでOAされている4Kリマスター版ウルトラ
Qは、今週クモ男爵がOAされた。

 個人的に今回のクモ男爵は最初に見たウルトラQのEPで再放送
での市長だったが大クモ・タランチュラが妙に怖く、ホラー映画
を見ている雰囲気だった。

 ウルトラQにはゴメス&リトラにナメゴンやぺギラなどの巨大
怪獣だけでなく、海底原人ラゴンやM1号のような等身大的なキ
ャラも登場するわけで万城目らが等身大のキャラと対峙する場
合は妙に怖いものがあった。

 しかもカラー作品ではなくモノクロだからこそ余計に雰囲気が
出ており、これはラゴン編なども然りで画面が暗いため余計に怖
さが際立つのだ。

 しかも今回古びた洋館に迷い込む万城目一行の中に三大怪獣地
球最大の決戦のヒロインの1人でサルノ王女を演じた若林映子や、
ウルトラセブンでザンパ星人に入れ替わられたシラハマ隊員や怪
奇大作戦で人間蘇生実験をしていた峰村などを演じていた鶴賀二
郎ら有名ゲストも出演していた。

 タランチュラはクモ男爵の住まいだった洋館や近くの灯台に出
没し、人々を度々襲撃しており万城目達も襲撃されたわけで口か
ら発射する糸で相手を捕えるわけだ。

 とはいえ戦力的には決して強くなく1体目は万城目にナイフで刺
されて倒され、2体目は逃亡する万城目達を追いかけて来るが車で
轢殺されて息絶えると洋館が崩壊したという結末。

 こういったホラー的な流れで物語は進むのだが、これがカラー
作品だったら廃墟の洋館の陰影の恐ろしさは表現しづらいわけでモ
ノクロ作品ならではの魅力が味わえるEPだと思う。

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