ウルトラマンネクサスのEXエピソードは平木詩織隊員のナイト
レーダー入隊エピソードでもあるが、この中で詩織隊員は入隊前に
婦警だった事が描かれている。
同僚の高槻刑事が思いを寄せる詩織に告白する寸前に掃除のおば
ちゃんから‘怪しいのがいる’と言われ現場に駆けつけるとビースト
だったわけで、高槻がビーストのアラクネアと交戦して気絶し詩織
もピンチになっていた時にナイトレーダーが駆けつけアラクネアを
殲滅する。
そして詩織がナイトレーダーに入隊する一方で、ビーストを目撃
した高槻はM・Pにより記憶を消されて現在に至るというものだが
詩織がナイトレーダーに入隊できたのはなぜかという疑問が生じる。
ナイトレーダーは詩織が入隊する前は和倉隊長と溝呂木副隊長に
西条凪や石堀光彦がいたわけで、詩織の入隊で5人になったものの
溝呂木副隊長が直後に行方不明になっていたので孤門一輝が追加さ
れる事になったようだ。
つまり入隊前の事が描かれているのは孤門に続いて詩織で2人目
となるわけだが、孤門の場合は入隊前に検査を受けて何やら数値を
調べられていたのが印象深い一方で詩織の場合はそれがない。
結果的にナイトレーダーの隊員は和倉隊長以外は溝呂木がダーク
・メフィストに、石堀はラスボスのダーク・ザギに変身する能力を
持っていたし、凪と孤門はウルトラマンに変身できるデュナミスト
だったわけだから凄い防衛チームだった事になる。
そんな中で詩織は射撃の名手という以外は変身する事がなかった
のでナイトレーダーへの入隊基準が今ひとつ分からないのだが、仮
に放送短縮にならなければ何らかの能力を発揮する場面があったの
かと思ったりする。
もっとも最終EPで石堀にディバイトシューターで撃たれながら
ダーク・ザギ消滅後は元気に復帰してビースト殲滅に加わっていた
のを考えると、ディバイトシューターで撃たれながらも復帰できる
回復能力があったからというのが入隊できた理由かもしれない。