ハリウッド版・鉄腕アトムは期待できない

「鉄腕アトム」実写映画化、『カリフォルニア・ダウン』脚本家が執筆か

  先週ハリウッドで鉄腕アトムの実写版が制作されるというニュー
スが新聞に載っていたのだが、正直言って鉄腕アトムという作品が
評価されるのは嬉しいものの あまりいいものではない。

 というのも日本版アニメを実写化して面白かったというケースは
皆無だし、既にハリウッドでは09年にCGアニメで製作されているが
日本では殆ど話題に上る事はなかった。

 ハリウッドというのは最近ネタ切れなのかアメコミヒーローを
映像化しているのだがアメリカが原作の作品は見られるものの、
かつて人形劇で大ヒットしたサンダーバードを実写版で製作して
も今一つだったという‘実績’があるからだ。

 鉄腕アトムはアメリカでもアストロボーイという名でヒットした
という実績があるのは分かるが、サンダーバードやゴジラを見ると
アメリカ的な解釈が目立ったりしてオリジナル版の意義が表現され
てないケースが多い。

 日本でもセル画予算の関係で鉄腕アトムの実写版が作られていた
ものの、とてもじゃないが悲惨な出来で原作の手塚治虫が激怒した
というエピソードは有名で今から50年前に製作された氏が原作の
マグマ大使も最初はスーツアクターの顔にペインティングした
ところNGが出たらしい。

 手塚作品はキャラの表情が豊かなだけに繊細な演技が要求される
のだが、ハリウッドだけでなく通常の俳優が亡き氏の満足するよう
な表情を出せるかどうかは難しいと思わざるを得ない。

 それを考えるとハリウッドが鉄腕アトムを映画化するならば、
せめて7年前のようなCG版が限界だろうと思うのだが…

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