ミラーマン、2つ目の‘足枷’は不発

 ミラーマン30話:ミラーマン救出大作戦では星獣マヤザウルスが吐き散らす
ストロンジューム41を含んだ放射能ガスの脅威が語られていたし、前回の途中
でジャンボフェニックスを救出するためにゴルゴザウルスと戦っていたミラー
マンも飛来したマヤザウルスから この放射能ガスを浴びせられた。

 劇中では このガスが計測された区域は立ち入り禁止になっていて事実、立ち
入り禁止の鉄条網の向こうに犬の死体が転がっているというストロンジューム
41の脅威の描写が印象的だった。

 このガスを浴びた事でミラーマンはエネルギー時限爆弾に続いて更なる足枷を
嵌められる事になったのだが・・・・

 ご存知のようにミラーマンはウルトラセブン同様時間無制限で戦う事ができた
のだが26話でインベーダーの罠に嵌って捕獲され、エネルギー時限爆弾を埋め
込まれた事により活動時間制限という足枷が付いた。

 とはいえ本来ならエネルギー時限爆弾が作動し始める残存量が分からずに
追い
詰められた形で戦うはずのミラーマンが、父からのカラータイマーを装着した
事によりウルトラマン同様のサスペンスしかなくなってしまう。

 そこでスタッフが思いついたのがストロンジューム41を浴びて死病にかかった
京太郎という設定で追い込もうとしたのだろう。

 とはいえ30話の冒頭で御手洗博士が残存するストロンジューム41についての
会見を取材していた京太郎が、その影響で倒れ昏睡状態?に陥る描写があった
ものの このEPでは気が付いた京太郎が変身した直後に高圧電流を流す鎖で
両手両足を鎖でつながれてしまいマヤザウルスから拷問を受けるかの如く痛め
つけられる痛々しい姿の方がインパクトが強い。

 だから両手両足を鎖でつながれて外せなかったのはストロンジューム41の影響
で体にダメージが残っていたからなのか、それとも動くと高圧電流が流される事に
なっていたからかも分からない。

 更にマヤザウルスを倒した直後に戦っていた渓谷がガスに覆われて爆発する
寸前にジャンボフェニックスのワイヤーに摑まって脱出するのだが、本来ミラー
マンは光を反射する物質に飛び込んで変身したり移動したりするのでジャンボ
フェニックスの機体の反射で移動すればいいのにとも思った。

 脱出に成功した後にミラーマンは‘私の体はストロンジューム41を浴びて これ
からどうなるか分からない’とSGMメンバーに向かって言っていたが、
以後それに
ついては全く触れられないまま最終回を迎える事になる。


 徐々に自らの持つ光線技の威力がなくなってくるとか、カラータイマーが鳴り
始めるタイミングが早くなるなどの描写が以後のEPであれば更なる足枷
の脅威
がアピールできるのだが残念ながら このEPを最後に忘れ去られてしま
った
ようだ。

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