2014選抜高校野球,第6日

履正社、福知山成美が８強＝八戸学院光星は２回戦へ―選抜高校野球(時事通信) - goo ニュース

　大会6日目を迎え第2試合から2回戦に入るのだが今日の注目
カードは第1試合の横浜－八戸学院光星戦。

　昨夏のメンバーが多く残る横浜に対し東北大会を制した光星が
挑む形だが、実は最近10年間の甲子園での成績は光星の方が
上という意外な事実があるので それがどう作用するか。

　第2試合は共に打線が看板の両校なので5点を境にした勝負に
なりそうだから両投手の出来がカギを握るだろう。

　第3試合は初戦で小山台を1安打完封した履正社の溝田と創成館
を完封した駒大苫小牧の伊藤の投げ合いになるか。

　第1試合：横浜 5－9 八戸学院光星

　1回に横浜が死球で出塁した1番をバントで送り4番のセンター
オーバーの2ベースで先制すると2回に光星は1アウトから四球で
出た6番をバントと暴投で3塁に進め8番のタイムリーで追い付く。

　3回に光星は1番が2ベースで出塁し1アウト後 暴投と連続四球
で満塁から5番のタイムリーと犠牲フライで3－1とし、7番が歩い
て満塁から8番&9番のタイムリーで一挙に5点を挙げる。

　その裏に横浜も2つの四球とエラーで1アウト満塁からショート
ゴロで1点返すと4回にも2アウトから1番&2番の長短打で1点
を挙げて6－3と追い上げたのだが、6回に光星は1アウトから2番
が歩き2アウト2塁から4番の2ランで8－3と突き放し7回にも
6番のHRで9点目を挙げる。

　横浜も8回に2ベースで出た5番を2つの内野ゴロで返すと9回
にも1番と4番のヒットで5点目を挙げるが焼け石に水。

　3回に光星が2点勝ち越した後に四球で2アウト満塁から挙げた
3点が光星に試合の流れを持って来た形だし、3点差に追い上げ
られた後に出た2本のHRが勝負を決めた。

　横浜は3回に1アウト満塁から強い打球を投手が弾いたものの逆
を突かれたショートが好捕し1塁ランナーを封殺して1点に終わっ
た場面や、4回に1点返す前に1アウト1塁からランナーが牽制で
刺されるなど1点づつしか返せなかったのも響いた。

　第2試合：神村学園 0－12 福知山成美

　2回に成美は1アウトから3連打で満塁とし2アウト後1番がセン
ターオーバーの2ベースで3点先行すると、3回にも四球で出塁した
3番が2アウト後6番の2ベースで還り4－0とリードを広げる。

　神村も1回に1アウト1塁、2回に2アウトから2ベース、3回に
は1番が2ベースで出塁したものの得点できず4回にも1アウトから
5番が歩き2アウト後7番のヒットと四球で満塁と攻め立てるが無得
点。

　4回に2アウト1・2塁から内野安打の時にオーバーランでチャンス
を潰した成美は5回に4番が2ベースと相手エラーで3塁に進むと
5番のタイムリーで5点目を挙げ、更に連打で6－0として勝負を決め
た。

　神村学園の東がアウトコースに投げる緩い球を成美打線がしっかり
反対方向に打ち返して攻略した形で、2回に2アウト満塁から1番の
走者一掃の2ベースで挙げた3点で成美の石原が楽に投げられる事に
なった。

　第3試合: 履正社 7－6 駒大苫小牧

　1回に苫小牧は1番がヒットで出塁し4番のタイムリーで先制す
ると、履正社も その裏2つの四球とエラーで2アウト満塁から6番
のタイムリーで逆転する。

　2回にヒットと2つの四球で2アウト満塁を潰した苫小牧だったが
3回に1アウトから死球と内野安打でチャンスを掴み5番の内野安打
で追い付くと、7番の2ベースで勝ち越した後9番と1番の短長打で
一挙に この回5点を挙げ溝田をKOする。

　その裏に履正社が先頭の4番が死球で出塁し1アウトを取った後に
苫小牧は初戦で完封した伊藤を3番手で登板させる。

　伊藤の前に毎回ランナーを出しながら得点できなかった履正社は
6回に1アウトから2番を歩き3番の2ベースで2・3塁から4番の犠牲フ
ライと5番&6番の短長打で3点を挙げ1点差に追い上げる。

　ところが7回は先頭打者の四球をバント失敗などで生かせず8回も
4番がエラーで出塁したのだが代走が牽制で刺されるなど嫌なムード
だった。

　迎えた9回に先頭の6番がエラーで出塁すると7番のバントが内野
安打になり、8番はバントを失敗した後フルカウントから強打する
と同点2ベースとなり1アウト満塁から2番のレフトフライが犠牲フ
ライになり履正社が苦闘の末逆転サヨナラ勝ちした。

　苫小牧は3回まで溝田に8安打を浴びせKOしたのだが2番手の永谷
から4回以降1安打に抑えられ再三のピンチを凌ぎながらも追加点を
奪えなかったのが響いた。