瀬戸大也が個人メドレー2冠、名実共に日本のエースに

 
 7月21日から韓国の光州で行われていた競泳の世界選手権は今
日が最終日で、日本男子のエース・瀬戸大也が25日の200個人メ
ドレーに続いて400個人メドレーでも優勝し2冠を達成したばかり
か200バタフライの銀も含めて3種目全てでメダルを獲得するとい
う快挙を演じた。
 
 リオ五輪の400で萩野公介が金メダル、瀬戸が銅メダルを獲得し
200でも萩野が銀メダルを獲得するなど日本の2枚エースが世界を
制した個人メドレーだが五輪後にチェイス・カリシュが台頭してき
たのに対し萩野が不調モードに入ってしまい今大会でも瀬戸はメダ
ルは取れても金は厳しいだろうというのが直前の予想だった。
 
 ところが先に行われた200でカリシュを振り切って日本人初の金
メダルを獲得した瀬戸は‘400はカリシュでしょう’と言っていたが、
今朝の予選でカリシュは10位に沈み まさかの予選落ち。
 
 これで一気に瀬戸が優勝候補筆頭になった反面、ライバル不在で
モチベーション低下が心配される中での400決勝となったのだ。
 
 しかし‘一人旅します’と宣言した通り前半から快調に飛ばし平
泳ぎが終わった時点で楽勝モードだったが、最後の自由形でリザ
ーランドの猛追を受けたものの0秒27差で逃げ切ったのだった。
 
 個人メドレー両種目を制するのは瀬戸が初めてで2冠を達成した
のも03年の平泳ぎ2冠の北島康介以来の快挙で、名実ともに日本の
エース誕生といえるだろう。
 
 瀬戸といえば萩野公介のライバルでリオでは先述したように萩野
が400で金&200で銀を取ったのに対し、400の銅メダリストという
2番手の立場になっていた。
 
 ただリオ五輪後に萩野が調子を崩し今大会の出場権をかけた日本
選手権も辞退した事から最もメダルに近い瀬戸が日本のエースとい
う立場になっていたのだが、トップに立ってないという事から本当
のエースになるには金メダルが必要だった。
 
 それが先に行われた200で日本人初の金を獲得し、得意の400を
も制して2冠を達成したのだから名実共に日本のエースといっても
おかしくないだろう。
 
 国内最大のライバルである萩野も復帰を決意しているし今回の
瀬戸の快挙から萩野の心にも火が付くだろうから一気に競泳陣も
活気づくと思われるから来年の東京五輪が大いに楽しみになって
きた。
 
 
 
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