またしてもウルトラ５つの誓いを見てしまった

　今日でBS-11でOAされていた帰ってきたウルトラマンも終わり。

　というワケで最終回のウルトラ5つの誓いがOAされたのだが、このEPは蒲田で
働いていた時に録画して保存版として持っているにも拘わらず またしても見て
しまった。

　リアルタイムで見たときは小3に上がる春休みで、初めて予備知識なしで見る
ウルトラの最終回だったので余計に当時を思い出して感慨深いものがある。

　マニアックな視点から見れば上原正三がウルトラの中で唯一メインライターを
務めた作品で当然ながらウルトラで最終回を担当したのも最初で最後だし、監督
の本多猪四郎が最終回を演出したのもこれが唯一である。

　いきなり次郎とルミ子がバド星人に捕まっていたので‘1回見逃したのか？’と
一瞬思えるような入りだし‘初代がやられたゼットンにウルトラマンは勝てるの
か？’とドキドキしながら見たのを覚えている。

　だから最後にウルトラハリケーンで吹き飛ばしスペシウム光線で倒した時は
ブラックキング編と並ぶカタルシス満点だった。

　ただし子供心にワクワクしたのは次郎達を救出に乗り込んだ伊吹隊長が現れた
バド星人と戦うシーン。

　マットシュートをあっさりはじかれるとブローニング銃で撃ち、最後はブーツに仕込
んだナイフを投げつけて転落させている。
　伊吹隊長は帰ってきたウルトラマンに最初に登場したゼラン星人をも一発で射殺
しているのだが、やはり戦闘のプロだと感心した。

　帰ってきたウルトラマン大全によればウルトラ5つの誓いは、さらばウルトラマンの
逆バージョンだと記されているが こうして改めて見ると まさしくその通りだった。

　ラストでM78星雲に帰っていくウルトラマンを追いかけながら次郎が叫んだ
ウルトラ5つの誓いが、34年後にウルトラマンメビウスの1話で聞く事になるとは
この時は思いもしなかった。