サッカー日本代表監督にバヒド・ハリルホジッチ就任決定

新監督にハリルホジッチ氏＝１２日に正式決定―サッカー日本代表(時事通信) - goo ニュース

　今日の新聞にサッカー日本代表監督に元アルジェリア代表監督の
バヒド・ハリルホジッチ氏が就任する事が決まったと載っていた。

　昨年のブラジルW杯でアルジェリアを率いて初戦でベルギーに
1－2と逆転負けしたものの韓国に4－2で勝つとロシアにも1－1の
引き分けに持ち込み、ベスト16でドイツ相手に延長戦の激闘を演じ
たのは記憶に新しい。

　基本的に日本は1つの型に拘る傾向が強いものの、それでダメな
場合はお手上げというパターンでザックジャパンは その典型だった。

　ブラジル大会の技術的な敗因は戦術の引き出しの少なさだった事
から、相手に応じて好守の比重を使い分ける事ができるハリルホジ
ッチは適任といっていいだろう。

　1つの型に拘るチーム作りはクラブチームではチームの特色になる
のに対し、試合数が少なく1敗が致命傷になる代表チームでは余程
の実力がないと厳しくW杯グループステージ3戦全敗という覚悟が
必要だ。

自分達の型に拘るあまりW杯で勝てなければ自己満足に過ぎず、
アジア枠にも影響するので現実的ではない。

　それを考えると他の国で実績を残した代表監督上がりの方が日本
代表監督には相応しいと思うし、そういう意味でハリルホジッチは
適任ではないか。

　問題は性格が頑固で気性が激しく協会やマスコミとの衝突も多い
というものだが正直言って協会やマスコミと蜜月関係だったジーコ
&ザッケローニ時代は結果が残せず、マスコミから叩かれていたト
ルシエや岡田武史の時にグループステージを突破しているのを考え
ると むしろ吉兆ではないか。

　今の日本代表の監督に必要なのは本田圭佑や香川慎司といった
チームのスター選手でも、調子やコンディションが悪ければ容赦
なくスタメンから外せるタイプだと思うのだ。