日本シリーズ・札幌第1ラウンド終了

 昨日から始まったプロ野球日本シリーズのファイターズ対
ドラゴンズ戦は、昨日のG1はファイターズが 今日のG2はドラ
ゴンズが勝って1勝1敗で明後日からの名古屋ラウンドになる。
 昨年は名古屋から始まり、G1はドラゴンズが G2はファイタ
ーズが勝っての1勝1敗と、昨年とは逆の形で札幌ラウンドに
移ったのだった。
 そして札幌でファイターズが、まさかの3連勝でそのまま
優勝を決めたのだった。
 ファイターズファンの方々には申し訳ないが、ドラゴンズ
相手にいくらホームでも3連勝は厳しいと思っていたのに3連勝
での優勝だったので、まさしく「シンジラレナ~イ」だった。

 さて今年はG1がダルビッシュー川上、G2はグリンー中田と
いうマッチアップだった。
 数字の上では1勝1敗の痛み分けだが、昨年と少し違う要素
が出てきた。
 それは意外にファイターズ打線が打ててないのだ。

 G1で3点取ったものの、1回に2四球でチャンスを掴みセギ
ノールの3ランで先制するが8回に金子がヒットで出塁するま
で打ったヒットは、1回のセギノールの3ランの1本のみ。
 今日も中田相手に8回まで3安打、2四球でセギノールのソロ
による1点のみに抑えられた。
 ファイターズ打線が思ったよりも低調なのだ。

 BSで解説していた前・ライオンズ監督の伊東勤は「ドラゴ
ンズは川上で落としても中田がいるけど、ファイターズはダル
ビッシュで落とすと計算できる先発がいない」とコメントして
いた。
 実際ファイターズのレギュラーシーズンの投手陣は、ダル
ビッシュの成績が突出しており 他の先発はグリンの9勝が最多
となっている。
 ダルビッシュ登板日なら1~2点取れば勝てるのだが、他の
投手では5点前後取らないと勝ち目はなさそうだ。
 しかも名古屋ラウンドは、DHがない。 
 昨日ファイターズが2安打に抑えられた原因としてダルビッ
シュ登板の時に限って鶴岡を起用するので通常5番を打っている
高橋が先発から外れるのだ。
 当たっているセギノールの後が期待できそうな打者がいない。
 ただでさえ名古屋では、投手が打席に入るので打線が当たって
ない現在、得点能力が低くなる。
 昨年は、ダルビッシュ以外に八木や武田、金村もいたが今年は
ダルビッシュのみという状況だ。
 恐らく武田ー朝倉、スウィニーー山井あたりでG3とG4のマッチ
アップになるのだろうが、名古屋という事もあってドラゴンズが
有利になるのは間違いない。
 
 ただ前も書いたように、ドラゴンズはシリーズでの地元の勝率
が悪い。
 敵地スタートを1勝1敗で乗り切って、ホームに戻った時のパタ
ーンは99年のホークス戦を思い出す。
 あの時もG1を工藤ー野口、G2を若田部ー川上のマッチアップで
福岡からスタートしG1は落としたもののG2は完勝して地元に戻っ
た。
 当時マスコミは、’ホークスは福岡に戻れないだろう’と書い
ていた。
 この年のドラゴンズは地元で強く、G3が永井ー山本・G4が星野
ー武田のマッチアップだから下手したら名古屋でドラゴンズが
3連勝でそのまま優勝を決めるかも?とほとんどの連中が そう思っ
ていた。
 ところが確かに福岡には戻らなかったが、敗退して戻るのでは
なく名古屋で3連勝しての事。帰福は、チャンピオンフラッグを
持っての凱旋になった。

 冷静に考えると地元で弱いドラゴンズだが、朝倉や山井あたりで
最悪でも王手をかけて札幌に戻るか 3連勝で名古屋で決めるか?
 ファイターズが札幌に戻るには、打線の奮起が絶対条件なのは
間違いない。
  
 
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