静岡、今治西が2回戦へ=木更津総合も初戦突破―選抜高校野球(時事通信) - goo ニュース
大会2日目の注目カードは第2試合の立命館宇治-静岡戦で昨夏を
経験し東海大会を制した静岡の誇る強力打線を宇治の山下がどう
かわして凌ぐ事ができるか。
第1試合は かつて初戦では無敵の強さを誇った今治西だが最近
あまり元気がないので21世紀枠の桐蔭相手にどこまで強さを見せ
付けられるか。
第3試合は共に地区大会準優勝チーム同士の対戦で2枚看板の投
手を抱える木更津に対し岡山打線がどう攻略するか。
第1試合:今治西 11-7 桐蔭
1回に今治は1番がエラーで出塁し4番&5番の短長打で2点を先行
すると、追い付かれた3回には再びヒットで出塁した1番を3番&
4番の短長打で返して勝ち越し2アウト後3連打に死球を絡め6-2
とリードを広げる。
1回の1アウト1・2塁を併殺で潰した桐蔭は2回に5番の2ベース
からチャンスを掴むと四球に暴投などでチャンスを広げ7番の
タイムリーと8番の2塁ゴロで追い付き、5回には相手エラーで
6-3と食い下がる。
7回に今治がエラーで出塁した4番を6番の2ベースで返すと、
桐蔭もその裏にエラーと2つの四球で満塁から押し出しで7-4
と譲らず。
迎えた9回に今治が2つのエラーと死球で満塁とし5番の3ベース
などで4点を追加し、その裏の桐蔭の反撃を2つの押し出しなどで
3点返されるが何とか凌いで逃げ切った。
桐蔭はよく粘ったが6エラーに暴投2つが失点に絡み、勝った
今治も2人の投手が10個の四死球を与えるなどミスが目立つ
内容に終始してしまった。
第2試合:立命館宇治 1-7 静岡
1回に2アウト2塁から4番のタイムリーで先制された静岡は
3回に死球で出た9番を2番&3番の連打で返して追い付くと4番の
犠牲フライで勝ち越し5番が歩いて1・2塁から6番の2ベースで
一挙4点を挙げる。
5回にも2アウト3塁から7番のタイムリーで追加点を挙げ、
更にヒットと死球で満塁から1番の2ベースで7-1とし勝負を
決めた。
1回に幸先よく先制した宇治だったが2回に1アウト2塁で
ライナー併殺となった後は7回に連打が出た以外はランナー
すら出せずに完敗。
大会No1打率を誇る静岡打線の破壊力の前に宇治のエース
山下は180球以上投げる事になり、四死球も8個では攻撃の
リズムも悪くなるわけで打力の差がモロに出た形だろう。
第3試合:木更津中央 8-3 岡山理大付
2回に岡山が死球で出塁した5番を8番のタイムリーで返し
先制すると、木更津も3回に2アウトから3ベースで出塁した
1番を死球を挟んで3番のタイムリーで追い付くと4番の3ラン
で4-1と逆転する。
直後の4回に四死球とヒットで1アウト満塁から8番の犠牲
フライで1点返した岡山は、更に6回にも2つの四球を足場に
9番のタイムリーで1点差に追い上げる。
4回以降ノーヒットだった木更津は7回に9番&2番の連打に
3番&4番の連続四球による押し出しで1点追加すると5番&6番
のタイムリーで一挙4点を追加し試合を決めた。
2回に先制したその裏に連打で招いた1アウト1・3塁のピン
チを三振併殺で凌いだ岡山だったが、追い付かれた直後に
打たれた3ランで一気に流れが木更津に行ってしまったのが
勝敗の分岐点だろう。
ヒット数は10本の木更津に対し7本の岡山だがスコアを
見るとヒットが連なった縦長の木更津と、散発を表す横長
の岡山で明暗が分かれた形になった。
それだけランナーを置いてのHRというのは流れを変える
わけだ。