村田諒太、鮮やかＫＯデビュー…王者・柴田圧倒(読売新聞) - goo ニュース
今日 東京の有明コロシアムでロンドン五輪の金メダリスト・村田諒太のデビュー
戦が行われ、東洋太平洋王者の柴田明雄を2RのレフェリーストップによるTKO
勝ちでデビュー戦の勝利を飾った。
1Rからアマチュア時代と同じくジリジリとプレッシャーをかけて右ストレートを打ち
込み終盤には早くもダウンを奪うと、2Rには柴田を防戦一方に追い込んでボディ
フックから左右連打で追いたてるとロープに詰めて連打を浴びせたところでレフェ
リーが試合を止めた。
現役の東洋太平洋王者相手なので もう少し手こずるかなと思ったのだが意外にも
村田のプレッシャーは柴田をも後退させ圧倒する事に。
ここで得意のボディ攻撃や強烈な右もプロ相手に通用する事が分かったのは
大きいが、デビュー戦という事からかガードを固めてプレッシャーをかけボディ
ショットから顔面に強打を叩き込むというアマチュア時代全開のスタイルだった。
このボクシングは東洋圏では通用するだろうが世界を相手にするとなれば、もう
少しフットワークを使ったりジャブを多めに出すという戦い方も必要になるだろう。
村田のスタイルではジャブや手数を重視する現行の採点システムでは不利を
囲うだろうし、レベルの高い中量級で全試合KO勝ちというのは現実的ではない
ので しっかりと海外のジャッジがポイントを振り分けてもらえるような戦い方も
必要になると思うのだ。
とりあえず年内は このスタイルでもいいだろうが海外に進出すれば少なくとも
ジャブを しっかり打つ練習が必要不可欠だし、ジャブなくして世界は取れない
のが世界の中量級なのだから勝ってホッとする事なく次の試合に生かして欲しい
もの。
そして渡米する前に できれば石田順裕と対戦して欲しいと思う。
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