名手:セベ・バレステロス早すぎる死

バレステロス氏死去=メジャー5勝の名手、54歳―男子ゴルフ(時事通信) - goo ニュース

 先ほどPCを開いてネットをつなぐと「セベ・バレステロス氏死去」というニュース
が載っていた。

 今日の新聞に「容態が悪化」という記事が載っていただけに、そういえば最近
見なくなったなと思って調べてみると08年に脳腫瘍が発見され4度の摘出手術と
化学療法を行っていたという。

 それにしても早すぎる死だ。

 私がゴルフ中継を見始めたのは77・78年からで特に78年の世界マッチプレー
選手権で青木功が初優勝した頃から真剣に見始めたのだが、その年の日本OP
で優勝したのがセベ・バレステロスだった。

 当時ジャック・二クラウスやトム・ワトソン、ベン・クレンショーなどのアメリカ系の
選手の名前は それなりに知っていたものの、ヨーロッパ系で なおかつスペインの
ゴルファーとして初めて聞いた名前がバレステロスだったのだ。

 その強さたるや圧倒的で当時まだ21歳だったというのだから‘この選手に勝た
ないと日本人は世界で活躍できないのか’と思ったし、翌79年に青木が連覇を
賭けて臨んだ世界マッチプレー選手権では準決勝で青木がバレステロスと死闘の
末に勝った時には凄く嬉しく、翌日の決勝で前日の疲れからか連覇を逃しても
‘バレステロスに勝ったのだから’と個人的に満足していたのを覚えている。

 普通は飛距離を出す選手はアプローチやパッティングなどが苦手で、反対に
パッティングの名手と言われた選手は飛距離が今ひとつという傾向があるのだが
バレステロスは全てにおいて素晴らしかったのだから凄い。

 しかもアグレッシブに攻めるので見ていて面白く、トーナメントなどがあると必ず
バレステロスの順位を気にするぐらいの選手だった。

 ただ90年代に入ると あまり上位で聞かなくなったのだが腰痛を発症し、その
影響で成績を落としていたという。
 本来なら40歳を過ぎても活躍できるはずが、天才といえども腰痛には勝てな
かったという事か。

 元気ならシニアツアーでも活躍できたのに、残念でならない。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
当時20代前半。。。意外と若かったのですね。合掌 (なにわのヒバゴン)
2011-05-08 01:30:43
私はさほどゴルフに関心はないのですが、バレステロスの名前は30年くらい前から知っています(デイリースポーツに掲載されていた彼のゴルフレッスンのコラムを記憶)。日本では昨今10~20代のプロが幅を効かせてますが、海外では当時から早熟の天才は多かったのかも知れませんね。90年代、タイガー・ウッズの出現には驚いたものでしたが。。。

ネタは変わりますが、ホークス松中はもうジ・エンドですか。確かに満身創痍であるのに若い時期と同じような練習法では故障を悪化させるだけですからね。チームの目指すベクトル(優勝&日本一)に水を差すようではベテランとは言えません。鷹番・評論家諸氏も功労者の彼に対しては本意をスバリ指摘しにくいのでしょう。その点チームを愛する地元ホークスファンの方がよりシビアであることが伺えます

樟南高校は変わらず枦山さんが采配を振るっておられるのですね。こーじさんが以前話されたように、そこそこ勝ち上がっても最終的にパワー野球の前に屈する。。。は成程と思いましたね。鹿児島の夏の最高成績である94年準優勝と99年ベスト4が同監督のピークだったのかも知れません。阪神のバイプレーヤーの大和をみていると「いかにも樟南テイストの選手やなぁ」と思います。彼にも期待しているんですけどね‥☆
 
 
 
早熟の天才といヤツでしょうか (こーじ)
2011-05-08 23:14:12
>なにわのヒバゴン様
 20代の頃は素晴らしかったですけど、30を越えてから新しいクラブなどに対応できずに低迷したらしく
早熟の天才という事でしょうね。

 どうしてもOBや記者は付き合いがあるので松中には
批判しづらいムードがあるのでしょう。
 本来なら、それではいけないしジャーナリストの本分を果たしてないと思いますが。

 樟南の最大の弱点は意味のないバントでしょう。
 1アウトからでも当たっている打者にバントさせますからね。
 
 
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