『ウルトラセブン』放送開始50年をヒーロー&ヒロインが祝福 - 森次晃嗣「あらためて作品の力と凄さを感じる」ひし美「ファンの熱気は今のほうがすごい」
今から50年前の今日67年10月1日にウルトラセブンの放送が
始まった。
ウルトラマンが この年の4月に終わり半年間の充電期間を経て
満を持して始まった第1話のサブタイトルは‘姿なき挑戦者’で、
ウルトラマンのOPのラストで紹介された敵キャラの名前が出て
こないというのが最初の驚きだった。
謎の人間消失事件から始まり調査に行ったウルトラ警備隊を助け
たのが‘モロボシ・ダン'と名乗る登山服姿の風来坊で、彼のアドバ
イスから今回の事件を引き起こしたのがクール星人で姿を消す事の
できる宇宙船で最初は人間を標本として誘拐するだけでなく途中か
らは攻撃を仕掛けてくる。
そこでダンの提案から特殊噴霧装置で宇宙船を可視化させる作戦
を立て迎撃戦闘機ウルトラホーク1号で出動するのだが、デザイン
だけでなく格納庫からリフトアップされ双子山がスライドしてカタ
パルトが現れて発進するというシチュエーションはサンダーバード
メカの発進シーンに勝るとも劣らないワクワク感があった。
そして星人の宇宙船を可視化させた後は3機に分離して攻撃する
のはウルトラマンでは見られなかったシーンだし、ホーク1号が撃
墜されトドメを刺しに来た小型円盤をカプセル怪獣・ウィンダムで
迎え撃つというのも驚かされた。
残念だったのはセブンとクール星人の戦いが一瞬で終わったため
セブンと星人の戦いを楽しみにしていた子供には あっけなさ感が強
かっただろうし、シナリオでは‘ウルトラ警備隊7人目の隊員とい
う事でウルトラセブン’というセリフがラストにあったのを時間の
関係でカットされた事。
このセリフがあれば後に‘ウルトラマンセブン’などといわれる
事もなかっただろうから、名前の由来をハッキリさせるセリフは何
とか入れて欲しかったと思う。
何はともあれウルトラマンとは一味違うグレードの高さを感じる
第1話だったわけだ。