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宇宙戦艦ヤマト2199・19話レビュー

 宇宙戦艦ヤマト2199の19話はドメル艦隊が、ヤマトとの決戦に向
かう流れで旧作の21話にあたる。

 旧作ではドメル艦隊といっても砲撃戦可能な戦闘空母を含む4隻
の空母に司令艦を加えた5隻でヤマトに立ち向かう準備をするの
だが、2199の場合は18話で1万隻に及ぶガミラスの主要艦隊が
バラン
で取り残された事から冤罪となったドメルにヤマト討伐命令が
下る
という展開だ。

 これにより旧作での‘なぜドメル艦隊がしょぼくなったのか’という
矛盾がなくなるし、もう1つユリーシャ奪回計画が加わると
いうのが
2199ならではの特徴だ。


 また旧作でドメルがヤマトに七色星団での決戦を挑むのに対し
2199では挑戦状は当然ない代わりに、七色星団がイスカンダルへの
最短ルートではあるがイオン乱流が吹き荒れレーダーにも障害が
発生する事から通るのは自殺行為とまで言われている難所ゆえ
沖田はあえて ここを選ぶのだがドメルもそれを読んでいたという
設定だ。

 つまり互いを認め合っているからこそ両艦隊が遭遇するという
燃える展開になっている。

 更にユリーシャ奪回のためUX-01でザルツ人による特務潜入部隊を
編成するのだが、バーガーから‘こいつら信用できるのか’と言われ
ていた時に特務隊員のノラン・オシェットがガミラス国家を歌い始め
ドメルや部下達も共に斉唱し志気を上げるシーンは2199ならではの
名シーンだろう。
 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
平成版名勝負 (こうちゃん)
2014-06-05 09:42:59
七色星団での決闘は、新作・旧作を問わず名勝負です。今思えば、旧作ではドメル艦隊だけでなく、本土防衛の艦隊までもが忽然と画面から消えたのに、それほど不思議には思わずTVを見てました(笑)。新作での新たな解釈、ガミラス本国での反乱と観艦式を利用されて、ヤマトにゲートとエネルギーコアを吹っ飛ばされて主力艦隊が遥か彼方に置き去りにされた為に、僅かな艦艇での決闘を挑まなくてはならなかったと言う設定なら、誰しも納得しますね。しかも、ヤマトがゲートを利用して数万光年を跳躍された為に、流石のドメルも小惑星鉱山用の特殊削岩弾を流用せざるを得ないと言う、とてもガミラスの狼とは思えない手段を使わざるを得なくなり、それが形成をひっくり返される羽目になるのだから、皮肉と言えば皮肉ですね。しかも新作では、デスラーがユリーシアがヤマト艦内の自動航法室内に安置されていた事実を掴んでいて、ユリーシアを奪還する事でスターシャの気を引いて自分の本懐を遂げようと余計な指令まで出した為に、バーガーのスヌーカ隊の攻撃が手緩くなってしまった事もドメル艦隊の敗北の一因に成りましたし。でも、今回の様にドメルと沖田艦長が、お互いの実力を認め合えたからこそ、この決闘が盛り上がったと思います。それに、ザルツ兵のノラン・オシェット伍長がバーガーの不用意な発言による険悪ムードを、ガミラス国歌を独唱して廻りのドメル等の気持ちを掴み、決闘前の団結心を纏めた所は見事だったし、ヤマトスタッフが戦争映画の名シーンを見ていたのだと思いました。タイトルはバルジ大作戦でしたっけ?。後、決闘前のコスモファルコン(旧作はブラックタイガー)の発艦シーンのBGMはこれ以上相応しい曲はないでしょう。「元祖ヤマトのテーマ」ですよね。
 
 
 
最後まで (こーじ)
2014-06-05 22:46:33
>こうちゃん様

 デスラーからユリーシャ奪回計画まで任されたドメルは最後まで味方から足を引っ張られた形になりますね。

 むしろ沖田艦長を含めたヤマトクルーの方がドメルを
理解している感じなので、ある意味皮肉な話ですね。 
 
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