小平奈緒の連勝はいつかは止まるのだから

小平2位、連覇ならず=37連勝でストップ―世界距離別スケート

 ドイツのインツェルで行われているスピードスケート世界距離別
選手権で、平昌五輪女子500mの金メダリストの小平奈緒が37:20
のタイムで先に滑ったバネッサ・ヘルツォークの37:12で敗れ銀メ
ダルとなり16年10月から続けていた500mでの連勝が37でストップ
した。

 マスコミは衝撃的な結果と捉えているようだが個人的には残念で
はあるものの連勝というのは、いつかは止まるわけだから五輪翌年
というタイミングでの連勝ストップは悪くはないだろう。

 昨年の平昌で念願の金を取った事から小平にとって今年は勝利へ
の執念という意味では微妙な位置付けの年になるわけだし、33歳と
いう年齢を考えるとそろそろ連勝も止まるのではないかと考えて
いた。

 今回優勝したヘルツォークは23歳と若く平昌では4位と表彰台に
惜しくも届かなかった選手だから、今シーズンのモチベーションは
相当なものがあったはずだ。

 そういった意味では負ける要素が十分あった一方で年齢的な衰え
という要素を鑑みればヘルツォークが‘奈緒は昨シーズンより更に
進化している’というコメントのように、小平より周りの選手達の
レベルが上がったのと勝利への執念というちょっとした差という事
になるのではないか。

 基本的に五輪の翌年に行われる世界選手権のような大きな大会は
前年のメダリストが苦戦するケースが多く、例えば昨シーズンのノ
ルディック複合で総合優勝した渡部暁斗は今シーズン勝利がないし
フィギュアスケート女子シングルの金&銀メダリストのアリーナ・
ザギトワやエフゲニア・メドベデワらも今シーズンは苦戦している。

 それだけ五輪のシーズンは高いテンションで臨んでいるから結果
を残した選手のモチベーションは、どうしても落ち気味で結果を残
してない選手に負けるのはよくあるケースなのだ。

 小平も次の北京までは3年あるので連覇を狙うなら(本人に連勝
記録への執着はなさそうなので安心しているが)勝負するレースと、
調整のためのレースを賢く使い分けて北京に臨んで欲しいものだ。

 

 

 

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