今から14年前の今頃2000年11月に発売されたキリン21世紀ビールの
CMでハヤタの黒部進、モロボシ・ダンの森次晃嗣に郷秀樹の団次郎の
3人が‘21世紀に乾杯’と言って とある惑星で乾杯し、空の彼方で東
光太郎の篠田三郎がビールを抱えて笑っているシーンがあった。
キリン21世紀ビールは数量限定発売だったようで斬新なデザインの
缶を使っていたので話題になったのだが、我々にとっては かつての
ウルトラ兄弟達が人間体で共演したCMという事で印象深い。
残念ながら北斗星司の高峰圭二は出演してなかった反面、今では
出演が難しい篠田三郎が登場して共演する貴重な作品でもある。
‘そして戦いは終わった’のキャッチコピーからスタートし昭和の
作品で着用していたウルトラ兄弟のコスチュームでマフラーもして
いるという完全に昭和のウルトラファンを意識した作りになって
いた。
光太郎がハヤタ・ダン・郷の3人から離れているというのはタロウの
最終回で光太郎が、変身アイテムであるウルトラバッジをウルトラの
母に返してバルギー星人を変身しないまま倒して旅に出て終わった
事からウルトラの星に帰還してないという要素を製作者達が理解して
いたからこそ。
そういう細かいところまで意識して作ってくれているのがファン
にはたまらなく嬉しいわけだ。
それを考えると06年に劇場版ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
からハヤタ・ダン・郷に北斗までが揃い、それ以降TVでダンディ4
として見る機会が増えるまでウルトラ兄弟の人間体の共演は この
CMぐらいしか見る事ができなかったので隔世の感がある。