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こーじ苑
三浦隆司の防衛失敗は残念だが・・・
三浦、5度目の防衛に失敗=バルガスにTKO負け―WBC・Sフェザー級
日本時間の今日昼過ぎにラスベガスのマンダレイベイホテル&
カジノ特設リングで行なわれたWBC:Sフェザー級タイトルマッ
チで、王者の三浦隆司は1位のフランシスコ・バルガスに9RTKO
負けし5度目の防衛に失敗した。
メインイベントがミゲール・コット-サウル・アルバレス戦と
いうビッグマッチのセミファイナルで行なわれただけでなく、PPV
であるHBOがOAするという日本人選手初の体験の中で試合は
始まる。
1Rに やや動きの固い三浦は1分過ぎにバルガスの右を直撃され
グラついて何とか凌ぐという大ピンチがあったものの、2R以降は
徐々に固さが取れて体を降り効果的な左をヒットし早くもバルガス
の目下をカットさせダメージを与えていく。
迎えた4Rの終盤に遂に特異の左ストレートがヒットしてダウンを
奪いバルガスはゴングに救われたものの完全にペースを奪い返す。
6Rこそバルガスの反撃にあったがボディブローや顔面へのパンチも
効果的でラウンドを重ねるごとにバルガスの右顔面は腫れ上がり右目
周辺は塞がりかけた状態になり、8R終了間際には再び左を決めてグラ
つかせ いよいよKO防衛は目の前と思われた。
ところが9R開始早々に猛攻を仕掛けたバルガスの右を貰い三浦は
1R同様ダウンを免れようとしたが更に右をヒットされてダウン。
辛うじて立ち上がったものの足はふらついて完全に効いた状態と
なり、何とか反撃しようとしたものの中盤に更に右を貰ってフラつ
いたところをストップされた。
試合後の両者の顔を見るとバルガスの方が敗者のように顔が腫れ
上がりダメージも大きそうだったが、まさしく一瞬のスキを突かれた
形となった。
惜しむなくはバルガスが効かせたパンチはラウンドの前半なのに
対し、三浦がダウンを奪ったり効かせたのは終了間際だった事。
ここらあたりが勝敗のアヤだろうが三浦が仕留めにかかった時に
強打者ゆえの手数の少なさやガードが甘くなるところを巧みに突か
れた形でもあったし、あれほどまでにダメージのあったバルガスの
回復が早かったのも予想外だった。
ただ三浦としては残念ではあったもののWOWOWが中継した計
4試合の中で唯一のKO決着で全米でインパクトを残せただろう。
他の試合が煮え切れない内容だったのに対し場内を沸かせる素晴
らしい試合だったのも事実だから、年齢的にも31歳とまだまだこれ
からなので三浦には休養してダメージを抜き終わったら再起して欲
しいものだ。
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「次も米国からお呼びが掛かればイイな」なんて考えてしまいます。
初回にダメージ追ったり、逆にKOのチャンスがあったり・・・で
陣営も「再戦すれば」という気持ちがあるでしょう。
ただ、バルガスの間合い取りの上手さは試合を通して見られたし、
もう一度やったら必ず勝つ・・・とも言い切れない気がします。
まずが休養が必要でしょうが、敗因分析も冷静に行なって欲しいですね。
ああいった展開で負けると‘次にやれば’となるのですけど、戦術の引き出しは明らかにバルガスが上ですから返り討ちに遭うという確率の方が高そうです。
それを考えると何とも悔やまれますが、西岡が32歳にして世界を取り最終的にラスベガスに辿り着いたように
三浦もここから更なる進化を求めて欲しいものですね。