続編的な作品だからこそ できる事

　いささか旧聞になるがウルトラマンデッカーのトリガー客演編は
トリガーと妖麗戦士カルミラとの決着編という驚きの展開だったが、
こういった次番組に客演して物語を完結させるというのはウルトラ
史上初めてではないかと思ったりする。

　トリガーはティガの要素を引き継いだニュージェネレーションズ
作品といわれているがカルミラら闇の巨人３戦士はティガの劇場版
THE FINAL ODYSSEYのカルミラらをモデルとしており、ティガ本編
には登場しなかった闇の3巨人を登場させトリガーとの絡みを縦糸
としていたのでカルミラが最終章はエタニティコアの力と融合した
事でメガロゾーアへと変貌。

　最終的にメガロゾーアを倒したものの治まらないエタニティコア
の暴走を鎮めるため、コアの内部に入り込んで終わるという結末に
なった。

　それから2年後の世界を描いた劇場版でトリガーは復活するのだ
が、劇場版でも描かれてなかったカルミラとの最終決着をまさか次
番組のトリガーの中で行うとは思わなかった。

　オリジナルとも言えるウルトラマンティガは世界が繋がっている
ダイナの中では共闘しないし、ましてやティガの中で摘み残した課
題をダイナの中で解決するというのは初めての試みだろう。

　ちなみにトリガー客演編の中で火星に旧GUTSーSELECTのタツミ
セイヤ元隊長をはじめヒジリ・アキトら隊員達は火星開拓事業に
従事している一方、攻め込んで来るスフィアに対してもターミネー
ターに登場するレジスタンスの如く応戦するシーンが描かれていた。

　ダイナではジオモス編で旧GUTSとSUPPER GUTSのメンバーによる
共闘が描かれていたのだが、これまでのデッカーの流れを見ると終
盤にGUTSーSELECTと旧メンバーが共闘する展開になるのではないか
と思ったりする。