見事だったラグビー日本選手権決勝

サントリーが2連覇=パナソニックに競り勝つ―ラグビー・トップリーグ

 秩父宮ラグビー場で昨日行われたラグビー日本選手権決勝は前年
優勝チームのサントリーが、今シーズン全勝で臨んだパナソニック
に12-8で勝ち2年連続優勝を飾り国内シーズンをほぼ終えた。

 試合は開始4分にサントリーがT&Cで7点を先制するとパナソニッ
クも直後の8分にTを返し7-5で迎えた33分にサントリーがTを決め
12-5で前半を終える。

 後半に入るとパナソニックが必死に反撃するが互いにゴール前で
踏ん張り56分にようやくPGで3点を返すものの最後のホーンが鳴っ
てからの猛攻も、相手ゴール前ラインアウトで押し込もうとして痛
恨のノックオンを犯し万事休す。

 最初の10分までに互いにトライを取り合った時は‘点の取り合い
になるのか?’と思ったのだが、その後は両チームともDFが踏ん張
り特にサントリーは密集で素早く絡みノットリリースザボールを誘
発させてピンチを免れるという手に汗握る展開。

 パナソニックにとって痛かったのは膝を痛めて何とか復帰したSO
ベリック・バーンズが6分で負傷し10分足らずで交代してしまった
だけでなく、ボールハンターの役割をこなしていたFLデービット・
ポーコックまでが30分に脳震盪で一時退場し最終的に前半で退いた
事だろう。

 それでもサントリーの終盤の38回に及ぶ猛攻をゴール前で食い止
めるとフルタイム寸前に自陣ゴール前でターンオーバーし2つの反則
によるPキックで相手ゴール前まで攻め込み、ラインアウトから押し
込む寸前に反則で力尽きるという敗れてなお強しを実感させた。

 こうしてみるとサントリーとパナソニックが日本の二強というのを
再認識するし、国内シーズンを締めくくるのに相応しい試合だった。

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