映画‘バルジ大作戦’は面白い

 最近ビデオに保存していた映画をDVDにダビングしているのだが、先日
BSでバルジ大作戦がOAされていたのでタイマー録画してDVDにダビング
した。
 というのも以前収録して保存版にしていたのよりも時間が長かったので、
新たに録画していたのだ。

 バルジ大作戦を初めて見たのは75年ぐらいだが、この時は日曜洋画
劇場で前後編でOAされていた。
 ところが、それ以降は冬休みぐらいにOAされていたが短縮版だったので
今ひとつ面白味がなかった。
 やはりオリジナル版でないと話が分かりづらい。

 戦車同士による決戦が描かれているので、何度見ても面白い。
 ヘンリー・フォンダ、ロバート・ライアン、チャールズ・ブロンソン、テリー・
サラバスらの名優ぞろいだが、何といってもロバート・ショウ演じるドイツ
軍のへスラー大佐が真の主役だろう。 

 本来ならヘンリー・フォンダが主役なのだが・・・・ 

 へスラー大佐は任務を拝命したときに
‘一緒に作戦行動を取る時は、隊員達と最低半年は寝起きして気心を
知る必要がある’
と言っていたし、占領したアンヴレーヴで自分を狙撃した少年を許す
代わりに命乞いをしてきた少年の父親を処刑させたり、
占領地で押収したごちそうを勧められて
‘兵士と同じものを食べる事によって兵士の疲労度が分かる’
と拒否したり、なかなか骨のある指揮官だ。

 最後は燃料基地を狙って進撃するが、ドイツ軍の工作を見破られて砲撃
できずに燃料基地から流れてきたガソリンの炎に飲まれて壮絶な戦死を
するシーンは印象的だ。

 ヘンリー・フォンダ演じるカイリー中佐は誰が演じても違和感がないだ
ろうが、へスラー大佐をロバート・ショウ以外が演じるとピンと来ないだろう。 それぐらい敵役の魅力が満載の作品だ。 
 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ロバート・ショウ (柴田真紀)
2008-12-23 00:51:20
 あのラストの死に方は、後の『JAWS』の死亡シーンに通じる点が多いような……
 どっちも、
「ああああ~あれれれれ?」
 って感じなのです。
 
 
 
死に方が (こーじ)
2008-12-24 00:08:07
>柴田真紀様
 確かにロバート・ショウは死に方に特徴がありましたね。
 最近こういう役者が少ないですね。
 
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