大逆転で優勝を逃したホークスだが

CSでは勝利を タカ応援セール

  3年連続優勝を期待された今シーズンのホークスはファイターズ
から6月半ばの時点であった11,5ゲーム差を逆転されて、リーグ
3
連覇を逃した。

大いに残念ではあるが勝負事に絶対はないし前身の南海ホークスが
63年に西鉄ライオンズから最大14、5ゲーム差を逆転された事もある
ので歴史は繰り返すというヤツかもしれない。

 ただ最大11,5ゲーム差を逆転されると当然ながら工藤公康監督の
責任を追及する声が出てくるし、即解任などと感情的になっていると
しか思えない極論が出るのには閉口するものだ。

 勝負事は結果が全てで‘こんな事をやるのか’という采配でも勝
てば名采配になるし、当たり前の事をやっても負ければ批判される
のが世の常。

 打線でいえば昨年3番・柳田悠岐から7番中村晃までを固定する
一方それ以外の打順を固定しなかったのは昨年も同じだし、昨年は
このやり方で90勝を上げているし今シーズンも83勝しているの
だから否定する必要はないだろう。
 
 個人的に敗因を挙げるとすれば李大浩が抜けた穴をカニサレスで
埋められると考えていたのが全く通用せず、李の代役の外国人打者が
いないため打線に昨年までの迫力がなくなり得点力が落ちたため投
手陣に負担がかかったというもの。

 そして中心打者が揃って好調だった6月までとは一転7月以降は
揃って調子を落したし、復調気味だった柳田が守備中に打球を指に
当てて骨折という不運もあった。

 ファイターズ相手に9勝15敗1分と大きく負け越したのは昨年
まで投手コーチをしていた吉井理人が、今シーズンからファイター
ズの投手ピッチングコーチになっての情報漏れという要素も大きい
のではないかと思う。

 こういった要素は采配とは別の問題で20年前のカープのように
オーバーワークからケガ人が続出し失速したわけでもなく一昨年の
76勝を上回る84勝を上げているのだから、強いて上げればファイ
ターズが強かったとしか言い様がない。

 大谷翔平という凄い選手を中心に引き起されたケミストリーが見
事に嵌った形で、ラルフ・ブライアントが4打数連続HRでライオ
ンズを捻じ伏せた89年のバファローズや、田中将大が24勝0敗と
いう神がかり的な活躍を見せた13年のイーグルスのような感じだ。

 巷では‘大金をかけたのだから優勝できなければ解任’といった
理論をまことしやかに言う輩がいるが海外のプロスポーツを見ても
大金をかけたチームが毎年必ず優勝するわけでもなく、その度に監
督が解任されるという話の方が稀だし極論すれば大金をかけたチー
ムの監督は毎年優勝しなければ解任という事になり継続的なチーム
作りなどできるわけがない。

 人間誰しもミスをする事はあるわけで3年契約の来年は工藤公康が
今年優勝を逃した事をどうやって反省し、生かしていくか むしろ楽
しみだという余裕を心あるファンなら持ちたいものだ。

 ちなみに14,5ゲーム差を逆転された63年の南海ホークスは翌64年
にはリーグ優勝しただけでなく、タイガースとの日本シリーズにも2勝
3敗から逆転勝ちして日本一に輝いている。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ホークスは監督よりも・・・ (テコンドーを五輪から除外しろ!!)
2016-10-04 22:54:43
2軍で生活保護を受けている「平成の怪物」をどうにかしたほうがいいじゃないの?
よりによって3年12億円で契約なんだから、チームの士気に関わるよ。
あんなブヨブヨの体だったら、工藤監督が投げた方が遙かにマシだよw
 
 
 
生活保護・・・上手い! (こーじ)
2016-10-05 00:28:09
>テコンドーを五輪から除外しろ!!
 2軍での生活保護とは上手い描写ですね。

 まさしく帰国して何をしていたのか!という感じですね。

 ピッチングより、あの体型を見てガッカリしました。
 
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