ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
日本のマスコミは日本スポーツ界をダメにする
昨日‘マラソン日本人1位の意味のなさ’という記事を上げたの
だが、その続きで今のマスコミの報道を見ていると本来なら日
本のレベルを上げるための報道をするべきなのに足を引っ張る
報道しかしてないように感じる。
30㌔を過ぎてペースメーカーが外れたと同時にアフリカ勢が
集団から飛び出しても追いかけず、全体的には優勝者から離さ
れた4位以下でも‘日本人1位’と称賛して報道していては無垢な
視聴者や読者は妙な勘違いをしてしまう。
要はアフリカ勢のペースの上げ下げによる揺さぶりに付いて
行けないと失速して10位以下に落ちるリスクがあるので付いて
行かないのかもしれないが、この揺さぶりに付いて行けなけれ
ばアフリカ勢とは勝負にならないわけで五輪や世界陸上ならい
ざ知らず国内大会でチャレンジする者がいないのは問題だ。
つまり日本人1位が賞賛されるなら無理してアフリカ勢の揺さ
ぶりに付いて行かず、脱落したランナーをパスして行けばいいと
考えるのは当然でマスコミの罪は重い。
今やマラソンはイーブンペースで繋ぐのではなくトラックレー
スのようなペースの上げ下げによる揺さぶりのレースになってい
るのだが、なぜかマスコミはそういった事を報道せず‘アフリカ勢
には敵わない’的な事を垂れ流すだけ。
これ以前80年代に日本ボクシング界が弱体化したのはラウンド
マストシステムを無視していた事が大きいと記していたのだが、
実際ラウンドマストシステムでない旧来の採点法では勝ったよう
に見えたのが負けにされた場合‘倒さなかったから’的なロジック
で報じていたのを思い出す。
しかもラウンドマストシステムが認知されてからも‘分かりにく
い’とネガティブな報道をしていたのだが、世界の趨勢を受け入れ
ないと大変な事になるという典型的な事例だろう。
今のマラソン界の報道が正しくそういった姿勢で‘トラックでス
ピードを磨いたり、川内優輝のように海外のレースに出てアフリ
カ勢の揺さぶりに付いて行くべき’という報道をする事こそマスコ
ミに課せられた使命だと思うのだが実際は真逆というのは残念だ。
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やはり視聴者や購読者を煽って売れればいいという考えしかない輩どもですから、当然ながら新聞も売れなくなってきているという事ですね。
特に毎日新聞は東海地区で夕刊を廃止するようですし、全国的に波及するのは時間の問題でしょう。